何で今更一年以上前の音源を・・・

単純に当時はCDレビューはやらないようにしていただけです。今回4thレコーディング中ということで、久しぶりに聴き直していたわけです。これ新品で買ったんだし、いいやとやっちゃいました。

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※冬場なのか砂漠なのか、目玉が乾いて割れてしまったようです。痛そう。痛いどころでは済まないか。

発売前の情報では何とボーカルの1人であるJimmie Strimellの衝撃脱退によりテンションガタ落ちでした。ジミー・・・贔屓ボーカリストの1人だったんだけどなぁ。新メンバーでグロウル担当のChristoffer “Stoffe” Anderssonが加入。

(3rdの)バンドメンバー
Zandro Santiago - Vocals
Christoffer Andersson - Scream
Pontus Hjelm - Guitars, Keyboards
Marcus Wesslén - Bass
Alexander Svenningsson - Drums

ポンタスはVocalも出来ますが、ザンドロに全部任せた模様。専任クリーンボーカルが1人居れば別に無理に歌う必要もないでしょう。1st、2ndではクリーンが2人居たのでブックレットの歌詞カードに担当パートをマキシマムザホルモンやももクロみたいに色付けしてほしかった。・・・ももクロはしてないか、してるサイトがあった。ほぼほぼ1stはジミー2ndはザンドロなんでしょう。

【かんそう】
01 Beautiful Nightmare
クリストファーの声解禁。ジミーとは大分スタイルが違います。淡白なサビメロ。ピアノとボーカルだけになる箇所はちょっとよかった。意図的に避けてきたギターソロが出ます。1stのStronger以来。

02 Abnormal
イントロは相変わらずだが、歌メロが淡白。終わり方がちょっと好き。

03 Empathy
3曲目で早くもデスラッシュパートのある曲が。2分ちょい過ぎからバスドラの連打に少し驚く。オーオーオーがかなり良いメロディなんで、全編ミドルにしたほうが良かったと思う。ラストが女性の声みたいになる。

04 Done With Broken Hearts
デジロック風味。ようやくオッ!と思う曲が来た印象。サビの後ろに入っている弱弱しいコーラスは誰でしょう。

05 As a Butterfly
イントロのピアノがいいね。後ろで鳴っているシンセ好き。ポンタスが全部アレンジしているんだったら凄い。

06 Same Star
ブラストビートまで飛び出す激速イントロに少し驚く。それ以外はいつもの彼等。様々な効果音が入っているのが印象的といえば言える。最後なぜかいきなり転調するが、そのまま終了。何がしたかったんだ。

07 Let the World Know
タイトルトラックだけあってなんか切ない歌メロ。サビの裏側で鳴っているオーケストレーションも中々ツボを押えている思う。最後のサビで更に劇的に。こりゃいい。この曲爆発力はあまり無いが、ザンドロの持ち味が生きている。

08 Peace of Mind
イントロのキーボードリフからブリッジまで良いんですが、サビになると普通になってしまう。のー、のー、のー、のーがちょっと面白い。ツーバス踏むなー。このドラマーの人、もっと忙しい音楽本当は演奏したいんじゃない?と思ってたら脱退してた。

09 Freeze Frame
他の曲より頭に残るサビメロやん。

10 Infinity x Infinity
アップテンポでギターリフが引っ張ってる。1:54くらいから張ってくるティクティク鳴ってる電子音が頭に残った。最後に走って終わる展開は好き。

11 My Tomorrow
初めて聴いた時、一番印象に残ったかな。サビメロが一番好き。キーボードも音数減らしてシンプルにしたほうが他の曲も個性が出るのかな?と思わされる。グロウルが2ヵ所しか出てこない(しかもクリーンとユニゾン)のでクリストファーは暇そう。

12 Hold On
歌詞読んでませんが、多分Do you Do you Do you言ってます。とても印象に特徴的なメロディ。

13 Replace You
完全にクリーンボーカルのみ。皮肉にもかなり良い出来。金物のキーンってエコーがかかるところが好き。悲壮感あるクロージングバラード。あんまり過剰装飾していないのが吉と出たか。いっそのことオーケストレーション無くしてバンドサウンドのみで良かったかも。せっかくアコギも使っているし。終わり方がなぁ。なんの余韻もなく終わるのはちょっと疑問というか、ちょっと勿体無い。


【ソウヒョウ】
ソングライターがポンタス1人になったせいか、若干パンチ力が落ちた気がします。特に歌メロの出来は前作前々作のほうが印象に残るものは多かったかな。マンネリ感に満ち溢れています。・・・2ndで完成されちゃってるから、同じことやっても金太郎飴にしかならないのかも。ジミーが居ても変わらなかったか・・・も。まあポンタス一人で歌メロ作るよりは多彩になるだろうと思っていますが・・・。正直何度も聴いてようやく各曲の個性を掴めた感じです。薄味な印象。

ザンドロもクリストファーも声にエフェクター使ってるのがあんまり好きくない上に、ドラムとギターも音が微妙。クリストファーの高めのグロウルよりジミーの低くて重いグロウルのほうがわたしゃ好きでしたね。ジミー戻ってくれないかな。B!誌曰く、ドラッグが原因での脱退らしいので、音楽性の違いじゃない分悔やまれます。Nightrageにも復帰したのにすぐ再脱退しちゃったし。一つのバンドにずっと居ることが出来ない人なのかもしれません。スタジオ版はCDが出るまで我慢と聞かずに取っておいた「Mistery」は収録されませんでした。あの曲はジミーの重いグロウルじゃないと映えないから仕方ないか。

文句ばっかりです。
高品質ですが、扇動力が足りない。

点数は普通が50点で、64点ということで。1st、2ndは75点。


2015年12月現在ではなんとクリーン担当のザンドロが脱退!
なんてメンバーチェンジ塗れなバンドなんだ・・・。リードボーカルがこんなにコロコロ変わるのは凄い。元々歌も歌えるポンタスがVocal & Guitarをやっているとか。4thはどんなだ。

マンネリは己の音楽性を貫き通すという意味で必要な要素ではあるかもしれません。Linkin Parkが音楽性をあっさり変えました。Dead By Aprilが今後どうなるか色んな意味で楽しみです。ってか割とすぐ答えが聴けると思います。1年前のアルバムですからね。

多分変わっていないに1票!!