ケアハウスという名称から、「ケア」(介護)が付いている印象を受けますが、実際には介護ができる態勢は整っていないので注意が必要です。介護が必要になったときの対応は施設によって異なります。次のいずれのタイプの施設であるかを確認してから、入居を検討しましょう。 

  1. 外部の居宅サービスを利用するタイプ 

ケアハウスの多くはこのタイプです。介護保険の要介護認定を受けて、訪問介護やデイサービスなどの居宅サービスを利用します。ただし、重度化したり、認知症が進行したりすると住み続けるのはむずかしくなり、別の介護施設へ住み替える必要性が生じてきます。ひとつの目安として、「要介護3」以上になると、ケアハウスでの暮らしは困難になるといわれています。 

 

  1. 職員による介護サービスが受けられるタイプ 

介護が提供できる人員態勢を整え、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けているケアハウスです。そのため要介護になっても住み続けることが可能です。ただし、このタイプのケアハウスは2割程度に過ぎないようです。(シニアライフ情報センター調べ) 

 

■選択肢が多様化している有料老人ホーム 

★有料老人ホームに入居する動機 

近年、テレビや新聞などで有料老人ホームの広告を見る機会が増えてきました。介護保険制度が始まった2000年以降、その数は急激に増えています。有料老人ホームは、食事の提供、掃除や選択などの家事補助、介護、健康管理のうち、いずれかのサービスを提供する施設です。スタッフが24時間常駐しているというのも特徴です。その名称から、「介護が必要になってから入る施設」というイメージを持つ人がいますが、元気なうちに入居して、自宅にいた頃とは違う新たな生活を楽しんでいる人も大勢います。郊外の戸建てから都心のホームに住み替えて、外出する機会を増やし、シニアライフを謳歌している人もいるくらいです。有料老人ホームに入居した人にその動機を聞いてみると、食事づくりの負担から解放されたいと考えている女性が意外に多いようです。自分が風邪などで体調を崩した場合でも、夫の食事の世話を案じなくて済むという理由を挙げる人もいました。また、24時間職員がいるので、いざというときでも安心できるという声も多く聞かれます。1人暮らしの女性にとっては防犯面の安心にもつながるようです。何より最も多い動機は、「将来、介護が必要になったときに備えて」というものです。1人暮らしや子どものいない夫婦だけでなく、最近は子どもがいても「介護で迷惑をかけたくない」と考えるシニア世代が増えています。その結果、将来に備えて、早めに介護態勢の整った有料老人ホームに入る傾向が高まっています。 

 

 

 

 

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