先日、私は63才を無事に迎える事が出来ました
自分がこんな歳になるなんて…全く自覚がありません
歳は知らないまにとって行ってしまうのですね
この日、私は仕事を終えました後、一人で自分の好きな物を夕食に頂こうと思いました
そして、あるお店に入り、案内されましたテーブルに着きました
周りを観ましたら、殆どの方がお一人様でしたので周りに気を遣う事もありませんでした
私は、ざるそばを注文致しました
こちらのお店のざるそばは、本当に麺がよく冷えていて、美味なのです
暫くして、ざるそばが運ばれて来ました
お誕生日おめでとう
そう思ってそっと自分の心に、話しかけました
そして、冷たいざるそばを口に運びました瞬間
私の錯覚?か顔を上げましたら
私の正面に父、その隣に母、そして、私の横には
兄が腰かけているではありませんか😶
これは多分錯覚ですが、本当にリアルでした


そうだと良いな…と思いました
父が私に問います
くーやん、元気か?
無理したらあかんぞ
その声が聞こえました時、涙が溢れてしまって
お蕎麦が食べれなくなりました
そこに母が
あんたは小さい時、黒豆みたいな大きな目やったよと笑いながら話しかけて来ました
兄は私に
くーさん、すまんなぁ
いつも祈ってるよと言ってくれ、改めて家族の顔を観ましたら、そこにはもう誰もいませんでした
ほんの一瞬ですが、私は私の家族にお誕生日を祝ってもらえたのです
そんな事は生まれて初めてでした
母が生きていました時は、私は一度も祝ってもらった事もありません
いつも兄のお誕生日にケーキを母は買いますが
あんたの誕生日もまとめてやるからな
と言って生涯一度もおめでとうも言ってもらえませんでした
ふとそんな事も思い出しましたが、家族と同じテーブルに座れました事が、過去の寂しさが立ち消える位私には嬉しい出来事でした
時計を観ましたら丁度午後九時零分
私が生まれた時間でした
私には、もう両親や兄弟はいませんが
改めて、自分の胸の中で息づいていてくれている事に気づきました
一瞬ですが、生前の姿を私に見せに来てくれました私の家族
それがどんなに難しい事かも私は知っています
存在する世界が違っても、家族とは意識が繋がっている事を、改めて知りました
素敵な素敵な日でした
そして皆様にも祝って頂けた、心温まる日でした
皆様、本当にありがとうございました
そして、お父さんお母さん兄
私にわざわざ会いに来てくれて、
本当にありがとう🥲