先日、ある壮年期の男性の方とお話をさせて頂いている時、こんな事を話されました
僕は今、母親の介護をしています
母親はもう90代半ば
トイレに行けないのでオムツです
僕は母親と二人暮らしなので
母親のオムツ交換は僕がやっています
私はこのお話を聞きまして、この様な問いを致しました
お母様は介護施設に入所者されないのですか?
はい、高額なので無理です
たまにデイサービスの人に来てもらってます
でも有難い事に、母は留守番が出来ます
だから僕は外出も出来ます
僕は年金暮しなので生活は裕福ではありませんが、何とか暮らせて行けています
と話されました
そのお声には、母親の介護は嫌だという感情は全く感じませんでした
例えば、私の周りのご高齢の方々は
ご自分の年金の範囲内で施設に入所され、介護や医療も十分に受けられています
その方々のお話ばかりを聞いておりましたので、ご自宅で息子さんが…
とお聞きしました時、私の父が母の介護でオムツ交換をしていました話を思い出しました
父は認知症の母のお世話を、自宅でずっと行っていました
そこでまた、昭和生まれの私は
昔はどうだったか思い出してみました
本当に、昔はこんなに認知症や寝たきりのご年配の方は多くありませんし、ご高齢の皆様はしっかりされていました
そして今でもいわれる
ピンピンコロリ つまり元気だった方が急に倒れてそのままお亡くなりに
なられる場合が多くありましたので
、家族の長が母親のオムツを替えるというお話は何故か私の中で衝撃が走りました
私は人に頼る生活は好みません
ですから自分の命が尽きる時は
誰にも迷惑を掛けず、全てを整理し
コロンと亡くなる
そのイメージしか持ち合わせていません
その方もご自分の人生の最終章で、母親のオムツの交換をする事は考えてもおられなかったと思います
ただ、凄くお優しい方なのです
介護につきましても、不満の言葉はひと言も話されませんでした
この方はお母様を大切に思っておられます
それは、きっとこの方のお母様がこの息子さんを慈しみ大切にお育てになられたからでしょうね
でも、最近高齢のお母さんと息子さんの二人暮らしのご相談も増えてきています
将来受け取る年金額で、自分が歩む人生の最終章が変わって来るのですね
これからは、少しでも自分の老後の為に貯金もしておかなければいけませんね
これから自分を助けてくれる年金
きちんと自分の年金の内容も調べないと!
と思いました
美しい垂れ梅の花です
本日も文章だけでしたので
お花を添えさせて頂きますね