本日、私達吉田家一族は兄の葬儀には呼ばれませんでした
それは、兄がクリスチャンだったからだと思います
ですから昨夜、私と従兄弟と3人で
兄の遺体が安置されている大阪へ最後のお別れに行きました
私達兄妹は、宗教上よく意見の食い違いで揉めました
兄は吉田家の長男なのに、16歳からクリスチャンの洗礼をうけ、一切お仏壇に手を合わせませんでした
それに父が腹を立てたりしていましたが、兄は生涯それを貫きました
もう私には
私に声をかけてくれる年上の身内は一人もいなくなりました
私がそんな年齢なのかとふと考えましたが、兄の死があまりにも早く
急すぎましたので、自分でもまだ悲しさに浸れてはいません
兄はクリスチャンであり、毎週日曜日のミサには協会へ行き、ピアノや楽器の演奏を担当していました
東京の大きなステージにも呼ばれ
僕はそこでピアノを弾いたんだよ
とも話していました
協会の皆様から先生と呼ばれ
信頼も厚かったのだと思いますが
兄は裕福ではなかったので献金に苦労もしていました
私が生活費を援助しましても
それを全額献金してしまいますので
私は兄が理解出来ませんでした
でも、兄はやっと辛かった現世の生活と離れられます
これからは、兄がいう天国でのんびり幸せな日々を過ごして欲しいと思います
3日間に渡り、兄のお話を書かせて頂きました
皆様
お読み下さり、本当にありがとうございました
お兄ちゃん
どうか安らかに
そして、お父さんに会ったら
九美子は元気にしてると伝えてね
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