皆様はこの言葉をご存知ですね
お世話になったり助けてもらった人に対して、感謝の気持ちをもたず裏切り行為をする
これを恩を仇で返すといいます
(他にも言葉があります)
本日は、この恩を仇で返した人のお話を書きますね
いつも、人との付き合いや仕事の事で悩んでいる人物がいました
その人物には、親身になって相談に乗ってくれる人がいました
何か困った事があれば直ぐに解決出来るヒントを受け、その人物は安心して日々を送る事が出来ました
やがてその人物は、生活の枠を広げ
横柄な言動を放つ様になり、今までお世話になったその人に対して見下す様な驕りの態度を取り始めたのです
その為、困った時にはいつも助けて下さったその人は、その人物と縁を切ってしまわれたそうです
普通なら、あれだけ助けてあげたのに
あれだけ自分の時間も裂いて相談にも乗ってあげたのに、自分に勢いが付き始めるといきなり横柄になるなんて
という気持ちが湧き、腹も立ちますが、そのいつも相談に乗っておられた方は、その人物に対しては何の感情も持たず、腹も立たなかったそうです
その方は腹を立てると自分の体に何らかの負の影響が出ますので、全ては流れに任せようと思われました
そして一年ほど経ちましたある日、
何でも相談に乗り助けて下さった人の所にその横柄な人物から電話があったそうです
電話内容は、謝罪がしたいとの事でした
今頃?
怪訝に思うも、謝罪をと言っている人を断る事も無いので、二人は約一年ぶりに会う事となりました
本当にすみませんでした
お世話になったのに、自分の我が儘が原因で失礼な事をしてしまいました
実はあの後、私は怪我をしてしまい、その後大病にもかかってしまいました
あぁ、これはきっとお世話になった人に対して無礼な事をしてしまった為にこんな事になったのだと思われたそうです
でも、謝罪する勇気が出ない、持てない
散々悩んだ挙げ句、お世話になった人にお電話をし、直接謝罪を伝えれたそうです
そしてその時、長い間持っていた胸のモヤモヤがやっと消えたそうです
約一年間
悪い事をしたと悩み続け
自分の身の回りに良くない事が続くのも、何か恨まれていたのでは無いかとつまらない事を考え過ごした長い期間
それでも謝罪までに時間がかかったのは、なかなか謝罪する勇気が持てなかったのだそうです
それと、自分が悪かったのだと思えるまでの期間でもあったのかも知れません
私は、人から受けました恩はずっと心に留めます
一生忘れません
それが人としての道理だと思うから
です
そしてこの人物は、やっと道理を修得されたのかも知れませんね