そんな一瞬の気持ちが、生涯負わなければいけない不幸を招く場合があります
数年前のお話です
とにかくブランド好きな女性がいました
仕事柄、お客様にも好きなブランドの品をプレゼントもしてもらっておられました
ある日、この女性は自分の兄妹とその配偶者を食事にご招待する事となり、皆を乗せて自分の車で料亭へ出向きます
料亭の駐車場は、幅が狭く無理に車を止めた為、後ろにかなりのスペースが出来ました
運転には自信があった女性は、もう一度止め直す為、兄妹を車の後ろに立たせ運転席側のドアを開け、立ったままバックギアを入れ、片足を車に入れアクセルを踏みました
女性は勢いよくアクセルを踏んだ為、車はバックで暴走しました
後ろに立っていた兄妹は、あっという間に車に巻き込まれ大怪我を負いました
この女性は、一瞬何が起きたか分かりませんでした
車の下敷きになった兄妹は、救出不可能で救急車を呼ぶ事になりました
料亭の前ですから、沢山の人が遠巻きに救出を見守られていました…
立ったまま車に足だけ入れてアクセルを踏むなんて、横着過ぎます
もちろん大きな事故ですので警察も来ます
もう食事ところでは無くなり、この女性にとりましたら大変な日となりました
…
この事故は、きちんと車に乗って
後方を確認してバックをしましたら、起こらなかった事故です
料亭に連れていったるわ
そう言って姉御肌を出すのはいいですが
ハンドルを持つ以上は、最新の注意が必要だったのです
何でも手を抜いてはいけません
物事はきちんと順序を踏まなければいけないのです
いい格好をしたいが為に横着な行動はしてはいけないのてす
このお話は実話を例に上げています
格好なんてどうでもいいのです
必要なのは少しの先読みの力と、確実な安全運転なのてす
これは人生の基本のお話です
自分の持てる能力以上の事は、軽く考えてはいけません
どうかお心の片隅に、覚えておいて頂けたらと思いました