昭和世代の親はとにかく厳しかったです
何をするにも、父の口癖は
お前の行動は、いつも近所の人が見ている
お前がつまらない事をすれば、親が笑われるんだよ
いつも言葉や行動には責任を持ちなさい
男性とむやみに一緒に写真を撮ってはいけない
その写真が、いつかお前が結婚する時に、何かの拍子で相手の親の目に見られた時、お前は何と言うんだい?
軽い女性だと見られてしまうんだよ
親はどんな教育をしているんだと言われるんだよ
お前は行動一つ一つを、責任を持って取らなければいけない
他人は面と向かっては決して言わない
陰で笑うんだ
お前は人から陰で笑われたいか?
それが嫌なら、何でも責任ある行動を取りなさい
お父さんは、お前を厳しく育てたが
それはお前の為だからなんだよ
この厳しさは、お前が生んだ子供にも
教えていかないといけない
そうでないと、今度はお前が笑われるんだよ
…
今では懐かしいく、今の時代には全く噛み合わない言葉ですね…
でも、私はこの父からの教えを我が子に
今の時代に合う形で伝えて来ました
お陰様で私の子供達は、礼節を持ち
感謝の気持ちを持ち、はい、すみませんと自分に負がある時はそれを話せ、人の話を聞き入れられる大人へと成人してくれました
でも、今は昭和ではありません
目上の人に対しても、タメ語でだらだら話したり、威圧をかけてくる人物もいるのです
そんな人を観ますと、やはり私は父の言葉を思い出します
親が笑われるんだよ
時代が変わっても、やはり躾は躾です
目上の人に対して生意気な口の聞き方をする人間は、親に対しても生意気な言葉で口答えをしているのです
親は、我が子が親に対して生意気な口の聞き方をしたら、叱らなければいけません
その場で叱り、親は厳しい存在だと認識させなければいけません
社会へ出ても、会社や組織の空気が読めず、いつまでも我が子が浮いた存在ではいけないのです
家庭の中で子供には律を教え、理解させておかなければいけません
…
平成時代の今
親は子供に気を使い
我慢をさせる事も無く
欲しがるものは直ぐに買い与える
コンビニ、スマホ
家族との会話はなくても、子供は普通に生きていける現代
(全ての家庭がそうではありません。一部の家庭を例に上げています)
私は今の時代にはついていけず
時代遅れの人間となります
もうすぐ終わる平成の時代
次はどんな時代かな?
私の父は生前、平成の次は平和かな
なんて話していました
その時、父はこれからもずっと平和な時代を希望していた様に思います