奈々が帰って来るまでに夕食の支度をし
帰りを待っていました
ただいまー
そう言って冷え冷えになった奈々が帰って来ました
すると帰って来るなり
お母さん、目を閉じて手を出して♥
と言います
私はびっくりして目を閉じて手を出しましたら
はい と言って
お化粧品をプレゼントしてくれました
こんな高価なお品をどうしたの?
そう聞きましたら
お母さんは、私の事を大切に育ててくれました
父親が酷い人だったのに
その娘なのに可愛がって育ててくれた…
私はそれを聞きまして、なぜか涙が出てしまいました
奈々には、父親に関して何の責任もないのにそれなのにずっと自分を責めて来ていたのです
暴力を振るう父親であっても、母親は私。
二人で暮らしている「間」に父親は居ないのに、奈々はずっと苦労をしている私を見て申し訳ないと思っていたのです
もとはと言えば、父の反対を押し切って再婚をしてしまった私の責任ですが、大切な奈々を授かれた事につきましては、本当に奈々の父親には感謝をしなければいけないと思っています
奈々
私はあなたに感謝しています
元気で優しい人に育ってくれた事に心から感謝をしています
あなたの父親がどんな人であったかは
あなたには関係の無い事です
私と奈々が幸せであれば、それでいいのですよ
これからも、楽しく過ごしていきましょうね
プレゼント、大切に致します
本当に有り難う
(^-^)
