左大文字 右大文字 妙法 舟形 鳥居
と 次々に山に火の文字が浮かびます
ご先祖様や精霊さんは お盆をお仏壇や供養塔のある所で過ごされた後 人がたの大の字をくぐり お経の妙法を唱えながら船に乗り三途の川を渡った後左大文字 そして鳥居をくぐり冥界へ帰られるといわれています
本日は京都の実家で 長女とご先祖様や父と過ごしました後 お見送りの為 五山の左大文字の送り火を見に行きました
ところが送り火点火20分前に 京都は大雨となりましたが 五山の送り火は雨天決行ですので 雨の中





無事点火
目の前で大きな火文字の大の字が漆黒の闇の中に浮かび上がりました
大雨の中 たくさんの見物の方がおられましたが 皆様雨で体が濡れても 気にされずじっと幻想的な送り火を見入っておられました
私も 父がこの送り火を見ながら冥界へ戻って行くと思うと 雨で濡れたのか 急に大の字がにじんで見えなくなりましたので 心の中で父やご先祖様を見送りました
…
送り火を見に行く前に 長女と実家で出かける支度をしていましたら 父が生前大切にしていた物が置いてある二階の部屋から 足音とタンスの戸を閉める音が聞こえてきました
(^-^) やはり父は帰って来てくれていました
長女も おじいちゃんだね
そう言って二人で話しました
父は大切にしていたカメラ等を見に帰って来ていたかも知れません
…そんなお話が普通に出来る京都の実家
ご先祖様を敬い、お迎えをするお盆
そしてお見送りをし 盆明けを迎える
わが子達にも、お盆は実家でご先祖様をお迎えするという事を受け継いでいって欲しいですね
長女は 大雨で濡れたままでしたのに 愚痴一つ言わず笑顔で神戸に帰りました
来年も お盆にはご先祖様が気持ちよく帰って来られる様 きちんとお迎えの準備をしておきますね
今年は 本当に良いお盆でした