私の母は ある重症の症候群を発症していました
それは大人なのに五歳児くらいの心の器しか無い症候群です
ですから我が儘が止まらない 完全な自己中人間だったのです
人をこき使い 父には毎日少ししかお金を渡さず 自分は好きな物を買い いつも口癖は
お金がない
十分すぎるほどの生活費を父から受け取りながら 母は家計が全く出来ず そのお金は僅か数日で 衣類や貴金属の代金へと消えていきました
毎日不平不満と愚痴を夫や子供に聞かせ
自分ほどこんなに毎日頑張ってる人間はいないと豪語していました
更に厄介な事に 母は五分も待てない人間でした
少しでも待たされると 待ち合わせた人間を罵り 怒りを公の場で平気でぶつけ 挙げ句の果てに 自分が一番被害者だと言わんばかりに 泣いて帰るのです
これは本当に周りの者はたまったものではありません
たった五分が待てない
五分も待ってやった
よくも五分も待たせたな
となります
私はこんな母親を見て自分は何様なのか とよく思いました
ですから 私はこの母親の様な自己中心的考えしか持てない人間に遭遇しますと無意識に避けたくなってしまうのです
それは きっと一緒にいても 精神を削り取られる事が経験上分かっているからです
自己中心的の考えしか持てない人間は 気に入らない事がありますと 自分の前後の物事や周りに迷惑をかける事が一切見えなくなります
自分の我を通す為 相手が一番困るパフォーマンスを始め どうにかして相手を謝らせ いつも自分が優位に立たなければ気に入らないのです
この様な考えが根付いている人間は 誰が何を言っても 上辺だけの返事で根本的な部分は直そうとはしません
私の父はこんな性格の妻を持ち 最終的には 苦労だけの人生で終わりました
性格を改善出来れば良いのですが難しいかも知れません
相手の事を考えている素振りは見せても 相手に恥をかかせてはいけない場で平気でかかせる事が常識を逸脱しているという事が分からないからです
これを何度も繰り返しても 反省は出来ません
反省する部分が分からないから出来ないのだと私は思います
この人は何で常識が分からないのかなぁ
ではなく その人の持つ常識そのものが 基本的に一般の人とは違う事をご理解下さい
私の父は きっと母を理解していたのでしょう
でも 父は幸せだったのでしょうか
もっと娘との時間を持ちたかったはずなのに
今はその答えを聞けません…