本日は 実家に用事がありましたので朝から京都へ帰っていました
四条中新道のバス停で降り 銀行等の用事を済ませ 実家へ向かいました
歩き馴れた道
角を曲がると実家が見える
私が帰る時 いつも父は手料理を作って迎えてくれてました
そんな事を思いながら歩いていますと 見慣れた実家の植木鉢が視界に入ります
家の前は落ち葉一つ無く 綺麗に掃いてありました
鍵を開け、いつもの様に
お父さん ただいま!
大きい声で挨拶をしました
本当なら 奥の部屋から
はーい 九美子か?
早く上がっておいで
そんな優しい父の声が…
何時までも引きずってはいけない
そう思い 実家のお掃除に取りかかります
植木の枝切り お花を片づけたり お水まきをしていましたら
見知らぬご婦人が 声をかけてきて下さりました
お父さんはお元気ですか?
お母さんはどこへ行かれたの?
その方はまだまだ話されます
お父さんは本当に 何て言ったらいいか分からないけれど お母さんを大切にされてましたよ
男性がここまで女性に尽くせるのかというくらい 尽くされてました
本当に素晴らしい人ですよ あなたのお父さんは
そう私に話しかけられ それではと言って去って行かれました
それから椿のお花のお手入れをしているだけでも 四人もお声をおかけ下さり 皆様父を心配し そして素晴らしいお父さんですよと言って下さりました
…
お父さん
聞こえましたか?
ご近所や町内の皆様は お父さんの事を心配し また 毎日自宅前で母の歩行練習を手伝っていたお姿が 皆様の目に焼き付いていて もう一度優しいお父さんとお話がしたいって
また 帰ってきて欲しいって
お父さんの人跡は素晴らしいものなのですね
人に 優しさ 根気強さ そして深い愛を 何気ない日常生活からでも 皆様お伝えしていたのね
ハンサムだったお父さん
今は病院のベットに寝ていますが 看護師さんに
男前の吉田さん!
と 声をかけて頂き その度に ピクッと反応しているそうです
(^-^;)
わ…私もつい 男前のお父さん
そう声をかけてみましたら 父は ピクッと眉毛を動かしました
何となく 笑えてしまいます
早く話せる様になってね
入院していても モテモテのお父さん
(^-^)