私の父は私より三十才年上です
私より三十年人生の先輩です
皆様のお父様も大体同じ様な年齢差でおられますね
私の父は 自分が人生で経験し 得た答えを私が幼少期から分かりやすく教え育てて下さりました
私がまだ1歳になる前 私がきちんと歩ける様に 自分の足の甲に私の足を乗せて、いちにいちにと声をかけながら 歩いて下さってました
あの頃は 布のおむつが邪魔をして きちんと歩けなくて でもとにかくハイハイから脱出して早く歩きたかったので 持てる所はどこでも持って歩きました(私は生後五~七ヶ月頃からの記憶を持っています)
ハイハイをすると いつも手の指の間に埃が入り その埃をじっと見て 何故かぺろんと埃をお口に入れたりして父を慌てさせた事もありました
私は実家で お産婆さんに取り上げて頂き 生まれました
生まれた次の日から 父は私を銭湯に連れて行き 洗って下さったり 本当に赤ちゃんながらに 大切にしてもらっているという記憶が 心に残っています
父はまだ小さかった私に 利己主義になってはいけないんだよ
りこしゅぎってなに?
自分さえ良ければいいと言う考えだ
お父さんはこういう考えを持った人間は嫌いだ
お前は人の事を考えられる人になりなさい と 強く教育されました
今思いますと 利己主義=母 父から見たら妻
だったのですね…
父はそんな昔から妻(母)のわがままに気づき あの様な人物になってはいけないと 私に伝えたかったのかも知れません
必ず後を振り返るんだよ
そう言われ 私は小さい時から 席を立つ時も お買い物をした時も 後ろを振り返るようにしていました
小学生の頃には 人生の跡を振り返るように
その様に教えて頂きました
このお話は以前にもブログに書いていますが もし これをお読みの今のあなたのお役に立つのであればと思い 書いております
九美子 お前は染め屋の白袴であってはいけない
つまり 自分の得意な事を 外で生かせないようではいけない
お前はいつもおおらかな心を持ちなさい
…
その他
お節料理 京料理 梅干し作り
父は私に 自分の母の日味を教え伝えて下さりました
一度も私を抱く事なく 病院で亡くなった私の祖母
その祖母のお料理の味が父のお料理の味
私は父から教わった事は全て 我が子へも伝えていきたいですね
親は人生の先生です
生涯尊敬します