先日 28才のお母さんが11の娘をゴルフクラブで叩いて死なすという事件がありましたね
お母さんが 叩いた理由は 娘が嘘をついたから だったそうです
子供が嘘をつく
教育だからと親が手を挙げる
これは 教育でも何でもありません
親がストレスの代償を子供の体に暴力という形で取っているだけです
子供が嘘をつくなら
嘘をつく環境を作った親に責任があります
子供は嘘をつく事により 自分を守る自己防衛本能を働かせるのです
子供がついた嘘を
その子に問いただし 叱る前に どうしてこの子が嘘をつかなければいけなかったか
親の己が我が身を振り返らなければいけません
嘘をつく子を叱ると その子はその恐怖を再度体験したくない為に だんだん自分に知恵を付け 巧妙な嘘へと発展させます
私の嫌いな人物
それは普通の顔で嘘をつききれる人間
いい大人になっても 我が身を守るために 人を踏み台にして平気な顔で嘘をつける人物もおられますね
その方は 幼少時代から 親の顔色ばかりを見て 嘘で固めた人生を平然と歩んで来たのです
だんだん感覚は麻痺し 嘘か現実かの境目がわからなくなり
嘘をついても 罪悪感は全く感じない大人になります
子供はまだ いい 悪いの判別がつきませんね
子供が嘘をついてもいいではありませんか
親が嘘だとわかっていれば …
私は子供が嘘をついていると分かった時も その嘘のお話を最後まで聞いてあげました
その嘘に対し 私は一生懸命対応しました
そこで初めて子供は罪悪感を持ちます
つまり 自分が嘘をついているのに親は信じてくれているという事に気づき、そして罪悪感という感情にも気づくのです
子供に心を持って「気づかす」
これが親の仕事
これが愛情のある教育といいます
でも その親を育てた祖父母も 人間としての土台が出来ていなければ 親を責めるのは 可哀想かも知れませんね…
手を出すと 早く物事は解決したかのように見えますが 解決はしていないのです
根が深くなっただけなのです
一個の人間を育てていく私達親
出来れば時間をかけ ゆっくりと 子供の心の声を聞いてあげたいですね
…
…亡くなった女の子の ご冥福を心よりお祈り申しあげます
…