夕べは実家に泊まりました 必然的に母親とも会話をします
母親は 最近歩けなくなり 全て父が母の面倒を見ています
そんな中 母は私に言いました
私が死んだら家中の物や私の服 片づけてや
私は 正直な気持ちをぶつけました
嫌です!
お父さんのお給料を全て自分の私利私欲に使い果たし 着もしない 山のような値札が付いたままの高価な服 タンスの中に折り重なり 服も泣いているわ
あなたが一着買うお金で 私の子供の服が何枚も買えたのよ
三人の私の子供に
オムツ一枚 靴一つも買った事もなく 十円のお小遣いも25年間一度も 渡してくれた事もない
ずっとわがままを通し 最後まで何一つ苦労をせず 嫌な事を全て人に任せる
あなたはそれでいいの?
今からでもいい 少しくらいご自分で整理をなさったら?
私の胸の中に重なり合っていた言葉がどんどん飛び出て来ます
母はこう切り返しました
私は末っ子で 我が儘に育ったんや!
そこへ父が来て
九美子 二階へおいで
父は二階へ私を呼び 母の服を見せて下さりました
お父さんの知らない服がいっぱいある
父はそう言うなり
お前が占い師の仕事で着れる服があれば 持って帰りなさい
お母さんには言わんでいい
(◎o◎)…
皆様 私 やっと気づいたの
私は母親を本当に心の底から恨んでいました
でもその冷酷な仕打ちのお陰で 私は人の心の苦しみや 空腹 寒さを 身を持って体験して来ています
ですから たくさん苦労をされた方のお話も 上辺だけではなく 親身に理解出来るのです
母親は着もしない衣類を 生涯をかけ 買い続けました
裏を返せば
私がその服を着る時期が来た時の為に 新品のまま買って置いていてくれた事になるのです
神様は このような形で 皆 幸せに終着出来るように 長い年月をかけて シナリオを書かれるのですね…
そして 生まれる前に 自分が好きな人生を選べれる時 私は自分の両親にと 父と母を選んだのでしょう
それが理解出来た途端 長い間 子供のミルクやオムツやお小遣いに終着していた自分が恥ずかしくなりました
今は我が儘に育った母が 気の毒に感じます 私の子供達は 私の様に執着心なんてなく こんなものね 的な感じで育ってくれています
私は目からウロコがいっぱい出ました そして また一つ自分を越える事が出来ました