部活も終わり 受験勉強の毎日が始まりました
たまにはお家のお手伝いをしてね
やだ~
ご飯の支度…
やだ~
もう中学三年生よ
しらなぁい~
と 毎日こんな調子です
奈々の父は 末っ子の奈々を溺愛し わがまま放題に育てました
大きくなったら奈々が苦労するから きちんと叱って下さいと何度も懇願しましたが元夫は 一切聞き入れずでした
…
あの子はお料理も出来ない子になるのね
姉や兄は お料理が得意なのに…
そんな事を思っていた矢先
本日、仕事中に奈々からお電話
もしもし ママ
今日の夕食 奈々が作るね
電話の向こうから弾んだ言葉
(◎o◎)えっ お料理? 一度もチャレンジしたことがないのに …無理だわ
私は心の中で考えてしまいました
本日 私のお店には 友人からのご紹介で 大変お似合いの素敵なご夫婦がいらっしゃいました
鑑定を終え お帰りになられ 私も後片付けをして 家路を急ぎました
ただいまぁ
そう言ってドアを開けますと お部屋の中がいい香り…
お台所を覗きますと
奈々は 一生懸命 私のために夕食を作ってくれていました
一人でメニューを決め お買い物に行ったそうです
はい ママ 食べてね
(^▽^)
そう言って出してくれたお料理は

グラタンとサラダでした

そっとフォークを入れますと

中にはキノコやハム 玉ねぎやパンが隠れています
お味は薄味で美味 こんがり焼けたプチトマトも絶妙でした
すばらしい夕食
いつの間に お料理を覚えたの? ママよりずっと上手よ
そんな会話をしながら 二人で楽しい夕食を終えました
奈々ちゃん
ありがとうね
ママはびっくりでした
いつの間にか しっかりお料理が出来る女の子に変身していたのね
私は何も心配する必要はなかったわ
今日はあなたから 最高のおもてなしを受けました
美味しかったです
凄く美味しかったです
御馳走様でした
(^-^)