昨夜 ふと懐かしい人物を思い出しました
その方は 私の実家の近所にお住まいだった 駄菓子屋のお婆さんでした
そのお婆さんは 殆ど笑顔をお見せにならない方でした
小さな出入り口
狭いお店の中
所狭しと並べられたお菓子やくじ引き そして当時一つ20円の高価なチューペット
…
お婆さんは決して優しい方ではありませんでしたが 、お菓子を買いに来る小さな私を、いつも気にかけて下さっていました
あのお婆さんが亡くなったのはいつ頃だったかな…
そんな事を思いながら お布団に入りました
眠りに着いてから
人に追われる夢を観ました
すると目の前に一つ 懐かしい灰色の引き戸が現れました 中を覗きますと薄いカーテンがガラス越しに見えます
追われていましたので急いでその戸を開け 中へ逃げ込みました
すると…
そこは あの駄菓子屋のお婆さんのお店の中でした
懐かしさが込み上げ、お店の中を見渡しますと…
天井からは 傘がついた裸電球がぶら下がっています
フィリックスのフーセンガムは ケースに入ったままでした
ラムネ菓子 あんず
きな粉菓子 …
お婆さんがいつも座っておられたお座布団はそのままで 主はおられません
あのチューペットが入っている 小さな冷凍庫もありました
足元は土間のまま
小さな子がやっと通れるくらいの通路に 一部の新聞が落ちていました
拾って日付を観ましたら
昭和53年5月30日
私は お店の中で この新聞を手にし お婆さんが亡くなったのは この日だったのではないか…
ふと思った瞬間
駄菓子屋さんはもう何十年も前に取り壊され ガレージとなり
そこにたたずんでいる私がいました
そこで目が覚めました
今でもはっきり、今朝観た映像は覚えています
時間が経っても薄れない記憶
これは 過去へタイムスリップし 今の記憶を持ったまま お婆さんが亡くなった当日のお店の中にいた私の思考です
思考と夢
これにははっきりと違いがございます
ちなみに 予知夢は思考の部類に入ります
またこのお話はいつか詳しくアップ致しますね
皆様ももう一度行ってみたい過去がおありでしょう お会いしたい方がおられるでしょう
今夜眠る前に その方やその場所 を思い 深く記憶を蘇らせて眠りに着きますと 思考がその場へ到達してくれるかも知れません
…