本日は …
どう書いていいか分からず 取りあえず書きたくなりましたので書きますね
私は何度もブログに書いておりますが
母性が全くない女性を母に選び生まれて来ました
物心ついた頃には
苦しい毎日をやっと過ごすのが精一杯でした
特に冬を乗り切るのが辛いと感じていました
お布団は薄く 唯一与えられた毛布は赤ちゃんの私には薄く硬く痛い繊維で出来た物でした
それでも赤いその毛布は私を包んでくれる唯一の宝物
恐ろしいと感じた母から私を守ってくれる毛布
小学生になっても 真冬はその小さな毛布と薄いお布団だけでした
母は… 二枚重ねのふわふわの高価な毛布を纏って寝ていました
中学生になり ある日ふとゴミ袋を見ますと その毛布が入っています
捨てるの?
そう母に問いますと
当たり前や あんなもん!
私は慌てて袋を破り 毛布を助け出しました この毛布はあなたより ずっと温かい!
母に向かいそう心の中で言葉を投げつけました
直ぐにきれいに洗い アイロンをかけ 袋に入れて仕舞い、結婚の時お嫁入り道具として持って来ました
本日 本当に何十年ぶりがで その毛布を手に取って見ました
4歳の頃、真冬に家出をして 凍えた体で帰って来た私を 一番に包んでくれたのも この毛布
悲しかった幼少時代の私を しっかり包んでくれました
そんな思いが走る中 何気なくコロコロをかけてみました
そうしましたら
コロコロに 赤ちゃんや幼児の 細い小さな髪の毛が付いていました
当時はコロコロはありません
きれいに洗っても
髪の毛がくっついていたのでしょうね
この赤ちゃんの髪の毛は 私の髪の毛…
そう思うと 不思議な感覚を覚えました
今は何でも揃う時代
暖かい毛布 いつでも入れるお風呂
コンビニエンスストア…
この毛布は
私の人生の原点
そんな気がして 手放せません
手放さなくてもいいですよね…
今度お天気の良い日
きれいに洗って
またアイロンをかけ
袋に入れて 仕舞って置きますね
次にあの毛布の袋を開けるのはいつかしら
そんな事を思いながら 押し入れの戸を閉じました
(^-^)