どこのご家庭でも
イカナゴの生を何キロも買い 自宅で甘辛く炊きます
今の季節 神戸市内はこの甘辛い香りに包まれます
私も神戸に13年間住んでおりましたから イカナゴの釘煮作りも 腕が上がりました
名古屋に引っ越し
去年イカナゴを送くらせて頂いた友人からも 今年も送ってねと連絡があり 早速イカナゴを仕入れに
(◎o◎)
ところが!
名古屋はイカナゴの生はどこも取り扱ってないとの事でした
そんな事あるはずがないと思い 名古屋中の水産卸業者に連絡しましたが 本当にありません
焦る気持ちを抑え
早朝柳橋の卸売り市場へ行きました
探し回りましたがどこの店頭にも並んでいません
毎年喜んで食べてくれる私の両親やお世話になった方々のお顔が浮かびます
一つの卸売り業者の方に相談しましたら
釜揚げした新子ならあるけど 煮ると潰れるよ。 そうおっしゃりましたがイカナゴはコレしかありません…。 私は釘煮のプロ そう自分に言い聞かせ、フニャフニャの釜揚げイカナゴを購入しました
早速冷凍保存してある山椒を解凍し
神戸流の煮汁を作りました
そこに釜揚げされたイカナゴを さっと入れます
絶対にかき混ぜないように 
煮汁が無くなるまで目が離せません

無事炊き上がり
ざるに入れ
少し天日に当てます
そうして出来ましたイカナゴの釘煮

スタートは 生と釜揚げの違いでしたが
味は変わらず美味しく炊けました
お写真はアツアツの出来上がりを撮ったため
湯気でレンズが少し曇ってぼやけた写りです
この試作品は
ご近所と 事務員のお姉さまと お土産を持ってきて下さったミクちゃんに召し上がって頂きました
次に入荷出来ましたら お友達や両親のために 頑張ります
待っていて下さいね
(^-^)