主のいない家 | kumikoのブログ

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吉田九美子(四柱推命鑑定士・医学気功師・除霊師九氣.遠隔治療技術士)は、人のお役に立つためのブログを書かせて頂いております。人生の歩みの方向性を見失われた方、霊に悩まされておられる方等、様々なお悩みを解決し、アドバイスもさせて頂いております。

実家へ帰りますと
近所のおばさまとよく出会います
交わす言葉は決まって くみちゃん 大人になったわね…
あなたはこんなに小さかったのよ
よく走ってたわね

少しくすぐったいような 恥ずかしいような
おばさま達は 幼少期から今の私まで
過去から今まで全てを知ってて下さる存在なのですね

先日 近所でも一番お優しいおばさまと出会いました
懐かしくなり つい話し込みました

おばさまがお嫁にいらした当日 私は三歳くらいでしたが 花嫁衣装をお召しになり 新居へ入られたのをうっとりと見ていたのよ
そう言いますと
まあ!九美ちゃん 恥ずかしいわ
そう言って 笑っておられました
また帰ってきてね
九美ちゃん

ありがとう おばさま
そう言って別れて実家へ入りました

実家のご近所の皆様は 大変お優しく
皆様とお会いするのも私の実家へ帰る私の楽しみの一つでした
一日に 実家へ帰り
両親と何気ない会話の中 先日そのお話をしたおばさまが他界された事を聞きました

びっくりして家を飛び出し おばさまのご自宅を覗くと
いつも電気がついていたそのお家は
真っ暗でガランとしていました

先日お会いしたばかりでした
まだ60代

こんなにも呆気なく 人はいなくなるのですね
何事もなかったように…

主のいなくなった家は 泣いているようにさえ感じました
真っ暗で冷たくさえ感じました…

この寂しさは
私は自分の両親に置き換えているかも知れない

泣きそうな気持ちを抑え 実家の戸を開けると 優しい応接間の灯りが目の前に飛び込んで来ました

その奥から父が笑顔で
九美子 どうしたの?
私はただ
お父さん 長生きしてね 後20年は生きてね!
それを言うのが精一杯でした

両親に伝えたい言葉があるとしたら…

元気で生きていて下さり ありがとうございます

まだ あなた達の娘でいれる事に
感謝したいです

お父さん
お母さん

長生きしてね