私は現在息子と同じ職場に勤めています
会社は建設会社ですから 息子の仕事は現場監督
神戸の専門学校を卒業して いきなり現場の職人相手の監督仕事
人間関係も難しい中 かなり苦戦しているみたいです
そんな中 昨日は珍しく 小さいマイヤカンを洗っていた息子が 事務員さん お母さん 美味しいコーヒー 作ってあげようか? と言ってきてくれました
もちろん 私達は二つ返事 (^‐^)
息子はルンルン気分で ヤカンにコーヒーの粉とお水を入れて マイ熱線コンロにセット…
それが悲劇の始まりでした
5分 10分 全くヤカンのお湯は沸きません
熱線は真っ赤に焼けているのに
さすがに息子はイライラして来て
40分以上コンロにかけているのに お湯が沸かない
しびれを切らした息子は 50分たっても湧かなかった 小さいヤカンを持って 二階の自室へ
僕 自分の部屋のコンロで沸かしてくるわ!
もう少し待ってて!
二階へ駆け上がる音
私は事務員さんと どんなに美味しいコーヒーを飲ませてもらえるのかな(*^o^*)
二人で心待ちにしていました
やがて カンカンカンと 軽やかに階段を駆け降りる音
コーヒーがやっと出来たのね!
私達はいい香りを想像しきっていました
ガチャ!
ドアが開く音がして
そして…
ガチャーン
カラカラカラ…
ヤカンの蓋が転がる音…
慌てて 音のする方を見ると
呆然と立ち竦んだ息子の足元に こぼれきったコーヒーとヤカンが一つ…
息子の優しい気持ちが詰まったコーヒーも息子も急に可哀想になって来ました…
事務員さんも一生懸命床を拭いて下さり 、可哀想に…と一言
コーヒーの味はわかりませんでしたが、息子の優しい気持ちは胸いっぱい受け取れました
美味しかったよ
英顕
ごちそうさま (^‐^)ね