サンメリット主催 日本初のGURU Academy: GURU RANGE OF RIGHT® Level 1のバイクフィッティング講習会を3月13/14、15/16日 それぞれ2日間の講習会を、神奈川県の東横イン 川崎駅前市役所通会議室にて開催しました。

 

【講師】

●Winston Tam(ウィンストン・タム)  Friday Bikefit

   GURUアジア地域担当インストラクター(IBFI国際バイクフィッティング協会会員)

●伏見 真希門(サンメリット)  SUN MERIT BIKE FIT STUDIO

    GURU公認フィッター(IBFI国際バイクフィッティング協会会員)

 

【参加者】 ※2回開催

●3月13~14日

埼玉県:Y's Road 本部 永平様

愛知県:BIKE EGG 杉浦様

岐阜県:自転車のウエサカ 上阪様

熊本県:しゃりんかん 奥村様

●3月15~16日

東京都:トライアスロンショップ Hi-Ridge 高嶺様、梅田様

東京都:樗沢様

 

今回はGURUの講習会として、台湾・台北在住のバイクフィッターであり、講師のFriday Bikefitのウィンストン・タムさんをお呼びし、アメリカ・GURUの講習会を開催させて頂きました。タムさんは香港生まれ、カナダ育ち、アメリカの大学卒業と異色の経歴を持ち、世界を飛び回るバイクフィッターとして活躍されています。現在はGURU Academyのインストラクターとして、また彼自身のバイクフィッテイングスタジオを台湾・台北市で運営しています。

 

各回ともGURUの理念の説明、バイクフィッティングと他のフィッティングシステムとの違いを説明しスタートしました。

GURUは人間工学的見地からの観察・解析はもちろんのこと、スポーツサイクルショップとして、フィッティング後のライダーポジションに対するフレーム選定とパーツ選びについてより具体的なアドバイスを行います。 

それはアメリカ・CSGグループの理念に沿ったバイクショップさん寄りの講習会構成になっております。インターネットでの製品流通の割合が高くなってきた現在、バイクショップさんは付加価値のあるサービス展開を求められています。

人間工学論に沿った基本的なバイクフィッティングに加え、どういった事がお客様の要望に応えたサービス展開につなげるか?を最新のモーションキャプチャー技術を使用して理解して頂く機会となったかと思います。

 

ロードバイクに乗った姿を「芸術」として、ポジションとバイク選定、その観点からの価値観を理解して頂き、バイクショップ様にとってお客様に満足を頂くバイクフィッティングをサービスとしての導き方を具体例を入れたスライドを見ながら学んで頂きました。 

バイクの見た目、ポジションの2つがマッチしたスポーツバイクがどういう状態なのかをGURU RANGE OF RIGHT®システムをしながら詳しく学べた講習会だったかと思いました。

 

タムさんは講習会の合間にクイズ形式で次々と質問を投げかけたりと、講習は休む暇もない充実した内容でした。

 

ここでGURU RANGE OF RIGHT®システムについて:

GURUではMicrosoft XBOX KINECT ONEカメラを使用して動画を基に動的なバイクフィッテングを行います。

パソコンもごく市販されている物。これら一般的な市場で販売されている機材を有効活用し、リーズナブルな導入コストでバイクフィッティングをサービスとしてスタート可能です。

身体に貼る機材についても、新たに電源が必要なものを使用せず、高感度で認識できるものを採用しています。

 

ライダーは画面に映った自身を確認できるのが強みです。具体的なバイクフィッターからのアドバイスを感覚にマッチさせるのです。

対してバイクフィッターはお客様との対話を大切にするため、パソコン画面上に映るライブビデオ映像と身体の関節に貼ったマーカーの角度・距離間を数値として確認しながらアドバイスを出すことが可能になります。

 

今回日本で初の講習会となりましたが、皆さま大変関心が高く講習内容と、モーション技術の情報量について驚いていたようでした。

また表示された情報からの解決方法も様々なアプローチがあることを学んで頂けたかと思います。

 

ダイナミックフィット(動きながらの観察:動的)の優位点はずばり「論より証拠」をお客様に示し、それをデジタルレポートとして提供可能な点にあります。

バイクフィッターもそれぞれ知識量と得意分野も様々です。自身の持つ知識をお客様に動的データを分析することにより改善点が説明し易いのが利点です。

 

同じアジア地域では既に多くのバイクショップあるいはバイクフィッターがスタティックフィット(止まった状態での観察:静的)の講習を学び、次のステップとしてダイナミックフィットへ移行しております。スタティックフィットの基本的な知識を基によりハイレベルなサービスを展開しています。

 

日本のバイクフィッティングは、スタティックフィットがいまだ主流であります。

ダイナミックフィット(動きながらの観察:動的)が利用できるスポーツバイクショップは、様々な制限と導入コスト面でのハードルが高いのが現状です。また経営者の中にはサービスの不透明なビジネス将来像ということで躊躇されているかもしれません。しかしながら海外ではバイクフィッティングが店舗経営としてのビジネスとして確立しています。

 

「より楽しくスポーツバイクをお客様に乗って頂きたい」これは、スポーツバイク業界共通認識だと思います。

そのために最高のサービスをするバイクショップ。それは世界のバイクショップが目指す将来像かもしれません。 GURUはその未来像を引き寄せたサービスになると思います。

 

GURU RANGE OF RIGHT®システムはリーズナブルな導入コストと高い信頼性のある機材とソフトウェアをバイクフィッターが使用することにより、よりレベルの高いバイクフィッテングが可能になるでしょう。

 

スライドを使いGURUのフィッティングについて説明するタムさん。

 

フィッティングバイクを使用して、世界で今後主流となるバイク寸法計測方法を学びます。
解説をするタムさん。

 

持ち込みのロードバイクのフィッティング班とフィッティングバイクでのフィッティング班に分かれ、GURU RANGE OF RIGHTシステムについて学びます。対話重視のGURUフィッティング、どういったフィッティングになるでしょうか?

 


バイクフィッター同士で解決方法を議論。 非常に有意義なところです。
見守るタムさん?(日本語全くわかりません)

ITUでも活躍している梅田選手のフィッティングを行う高嶺さん。様々なヒントがGURUシステムにより表示されます。

 


身体マーカーを正しく貼れなければ、すべてのデータが狂います。
何度も練習し、ポイントを交えて指導します。


フィッティング終了!

ロードバイクの計測寸法をレポートに記入、そして必ずSaveをクリック!それからレポートをPDF形式て出力します。

 

3月13/14日参加者様:左より伏見、上阪様、タムさん、杉浦様、奥村様、永平様

 

3月15/16日参加者:左より樗沢様、梅田様、タムさん、高嶺様、伏見

 

タムさんの人柄もあり終始笑いありの講習会でした。

終始英語での講習会でしたが、皆さんがタムさんに英語で質問したりするチャレンジ精神に、タムさんも大変感激していました。熱意は凄く伝わって充実した講習会になったと仰っていました。

私は通訳であまり良い画像を撮影する暇がなくて申し訳ありませんが、Y's Roadさんをはじめ参加者様のブログでこの講習会の事が詳しく書かれていますので、興味のある方は是非読んで頂ければと思います。3月という繁忙期の中で開催させて頂いた講習会でしたが、多くの方に参加して頂き大変感謝しております。

 

※早速下記の店舗においてGURUのフィッティングサービスが開始されます。(3月26日現在)
・東京都 トライアスロンショップ Hi-Ridge
・愛知県 BIKE EGG
・熊本県 しゃりんかん

 

次回のGURU RANGE OF RIGHT®講習会は今年秋頃開催する予定です。ご興味のある方は 問い合わせフォーム

よりご連絡頂ければ、メールリストに登録させて頂きます。

 

株式会社サンメリット SUN MERIT BIKE FIT STUDIO
伏見 真希門(ふしみ まきと)
IBFI国際バイクフィッティング協会 Level4

GURU公認フィッター

RETUL公認マスターレベルバイクフィッター、元公認インストラクター

BIKEFIT公認インストラクター

バイクフィット日本オフィシャルwebサイト