坂本龍一さんの訃報を見て、
追悼の意を表します。
坂本龍一さんといえばやはり、戦場のメリークリスマスがいちばん有名なのかなと思います。
まずは、日本に生まれて、音楽をしてくれてありがとうと言いたいです。
私の彼に対する印象は、とてもピュアで勉強家で感受性が豊かな人。そしてとっても優しい人。
芯がとっても強い人でもありましたね。
だからこそ彼の音楽は、とても儚くて、とてもキラキラしているのかなって思います。
とても儚いんです。
美しい人の音楽はどうしてこうも儚いんでしょうね。
坂本龍一さんが亡くなられたことにより、1つの大きな時代が終わりました。
だけどやはり、全ての生きるものには終わりがあるから美しいと感じます。
始まりと終わりがあるから美しいものになると感じます。
人間の命は短いから尚のことです。
そんな儚い人間が樹齢数百年の木を見て美しいと感じるのは、ものすごい生命力を感じるのは、積み重ねてきた儚い歴史を見守ってきた孤独を感じるからなのかもしれません。
この世には陰と陽がありますが、美しさとは、儚さ、そして孤独と隣り合わせ。陰の要素がどうしても入ってきてしまうんですね。
人間とは孤独な生き物ですから。
坂本龍一さんの残した音楽に彼の余韻を感じながら、いつもより少しだけ多くの美しいものを感じつつ、今日はゆっくりとした刻みの中で過ごそうと思います。
どうか安らかに。