3月も1/3を残す頃。
仕事の契約終了を目前にして、私の焦りと不安はハンパなかった。
その時、プライベートで大きな出来事があり、それによってますます仕事に対してのプレッシャーを感じるようになったのだ。
このまま仕事が見つからないと、ホントに困る。
崖っぷちも崖っぷち、いや、すでに半身くらい落ちている状態だったわ。
その日、私は、お先真っ暗な生活に疲れ果てて、生きることを自らやめようと考えた。
愛猫を残していくのは申し訳ないと思ったが、もう、私にできることは何もなかったのである…
そんな時だった。
しばらく疎遠になっていた知人の宇宙人Eに連絡したくなった。
すると、宇宙人Eは「もう、自力で頑張るのは、やめなよ。一度だけでいいから、大宇宙エネルギーをチャージしてみたら?」と言う。
その言葉を聞いて私は、自分がずっと1人だけで苦しみ続けていたと気づいたのだった。
その日、宇宙人Eにサポートしてもらい、私は「大宇宙エネルギー」(私が勝手に命名・笑)をチャージしたのである。
その時…
チャージ中に、不思議な映像を見て、メッセージを受け取ることになったのよ。
これ、ホントだから。
~ここからは見えた映像と会話~
月の女神と太陽の王様が、並んで私の方を向いていて、悲しそう顔をしている。
私は「愛されたい。愛されたかった」と、その2人に向かって言っている。
月の女神は涙を流し、「かわいそうね、かわいそうね」と言う。
私はその言葉が嬉しくて、一瞬、「癒された」と感じた。
が、左側にいきなり、不動明王が現れた。
そして、「愛されたい」と言う私に、「諦めろ、無駄なことだ」と言うのだ。
は?
今、癒しの最中なのに、なんてこと言ってくれるのさ!
と、イラっとした私に、不動明王は言った。
「強く生きろ。誇りを持て」と。
あ。
分かった。
そういうことか。
すべて繋がった。
私はその時のメッセージを思い出し、その後、必死で考えたわけよ。
私にとっての「誇り」って何よ?
「誇り」=プライド・矜持。
…あぁ、そうだった。
「誇り」…プライド…、忘れていたわ。
私、これでも技術職じゃない?
CADオペだよ?
高い時給稼げるスキルを持ってるでしょ?
そして、さらに思った。
今の自分がしていることは、お金と時間の交換だと。
県の最低賃金にプラス数十円で働くのって、そういうこと。
だから、自分の時間を削って働かないとならず、平日も土日も、休まず働き続ける必要があるのだ。
もう、こんな生活は嫌だ。
私だって休みたい。
そうするには、高い時給で働く必要がある。
…いや、働けるでしょ?私。
高い時給、もらってたでしょ?私。
その晩、私は、CADオペの求人に片っ端からエントリーした。
目標が定まった後は、動くのみよ。
そして、そのエントリーした派遣会社の紹介で、まったく想像もできなかった某大手企業のCADオペをGETしたのだ。
しかも、通勤は市内。
大好きな3DCAD。
高時給。
その派遣先の話が来てから、面談、採用決定まで、あっという間の出来事だったわ。
面談をしてくれた企業側の担当者に「断る理由がない」とまで言ってもらえたし。
これが、「大宇宙エネルギー」の成せる業。
と、私は思っている。
もちろん、「大宇宙エネルギー」は、動くためのきっかけ、ヒントを与えてくれるもの。
具体的なことは与えてもらえない。
自問して、考える。
考えて、腹を括り、行動する。
本人の努力無しでは何も変わらない。
このシンプルな流れは、「他力」であるのだろうが。
私はこのことを経験してみて、「自力には限界があること」や「固定観念を外すことのメリット」を学んだ。
困っているなら、藁をもつかんでみる。
大事なのは自分自身。
自分の幸せのためだもの。
結局私の「引き寄せ」の条件は、「自分の誇りで稼ぐ」ことであり、「土日祝日のバイトをしなくてもいい高賃金」というものだった。
その条件に至るまでには「大宇宙エネルギー」という他力のサポートがあったことも、また真実なのよ。