福岡市東区筥崎宮近隣で、ことばの発達相談をお受けしております言語聴覚士の筒井美奈です。

いつもブログを訪れて頂きありがとうございます。

 

今日は、お勧めの本を1冊ご紹介。

長年、養護学校(現、特別支援学校)で教員をされながら作家活動をされてきた、

山元 加津子先生のご著書「リト」です。

 

この本は、「リト」という犬が「かけがえのないもの」に出会うために旅に出て、

行く先々で出会った人たちが、リトによって様々な気付きを得て、それぞれの「かけがえのないもの」に気付いていく物語です。

 

星の王子様のように、とても優しいほっとする物語。

でも日々の生活で忘れがちになっている大切なことが心に染みわたるような物語。

読み終えた時は、呼吸が深くできる感覚です。

そして、パンを作りたくなります。(私だけ?( ´∀` ))

 

その中で、「どんなことも いつかのいい日のためにある、、、」という文章があります。

私も最近、そのことをつくづく感じ、

子育てやこれまでの人生の中でいろんなことがあったけど、すべて今に繋がっているなーと、起こること全てに意味があり、与えられているという実感。

実際、今もいろいろありますが、きっとこれからもそれがいつかのいい日に繋がっていると心から信じることができるようになりました。

 

今、まさに、子育て真っ最中で、就学や仕事、育て方に悩んでおられるお母さま方、

特に、社会で生きづらさを感じるお子さんを育てているお母さま方の悩みは深く、昨日の相談でも「仕事もしたい、住んでいる場所も変えられないけど、子どもの就学をどうすれば良いのか、、」と涙されていました。

 

そんな時、私は、いろんな選択肢があるけど、どれを選んでもそれが全て必要なことに繋がっていること、だから、大丈夫だよというメッセージを胸に、寄り添いたいと思っています。

でも、これまでの20年の療育・子育て経験から、お子さんを理解し、様々な道がああり、準備されていること、学校それぞれの特色や福祉サービスなどを少しばかりお話しして、お子さんのこれからについて可能性を拡げ、親子で幸せに過ごせるようにお手伝いをしたいと思っています。

 

お勧めの本のご紹介から少し話がそれましたが、そんな想いをじっくり味わえる一冊になっています。

 

「かけがえのないもの」は、探すものではなく、気付くものだと感じる今日この頃です。。。

 

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