宇宙の流れは最善①







打ち合わせに行く腰の重さのような
ちょっとした違和感はありつつも


その後も少しずつ打ち合わせは
進んで行きました。



旦那さんも一緒でないと
いけない時は
休みの日に一緒に行ったけど


私が1人でも大丈夫な所は
平日時間を作っては
1人で打ち合わせを進めた。



内装なども

「どうしたい?」と聞いても

「うーん・・・」と生返事。


煮え切らない感じだったので


「もう!私決めちゃうよ!」

と、なることが多く


結局外観から内装、
ほぼほぼ私が決めていた。




何となく寂しくもあり、

でも色々口出しされて
好きなように出来ないよりいいや、と


この頃はホントに私も
楽観思考が板についてきていた。





でも、まだ不安要素はあった。




結局、義両親や義祖母のことは
どうするのか、


旦那さん自身は
完全に一緒に住むのか、通うのか。




ただ、それを決めるのは旦那さん。


私が口出しはしないで
任せようと思っていた。




そしてお正月休みに入り、

私の実家に帰省した。




そのタイミングで
購入した土地も一緒に見に行った。




私としては

広さも十分、

主要環線道路にも近く
近くにお店も色々ある。


でも周りは静かで
元地元民の私の眼から見ても
掘り出し物件だと思っていた。


でも、旦那さんの反応は

「ふーん・・・」という感じ。




何?

何なんだろう。




なんか引っ掛かる。






そして、また家に戻った。




もう次回の打ち合わせで
最終決定になり、

いよいよ工事着工という所まで来ていた。




でもなんかモヤモヤが
治まらず、思い切って旦那さんに聞いた。



不安なまま進んでも
不安が増幅する。


そして、
なんだか上手く進まなかったりする時は

そっちじゃないよ、っていう
サインだったりもするのだ。




「ねぇ、ホントに
 このまま進めて大丈夫?」


「もし無理してるんなら、
 私も途中でやっぱりダメ!って
 言われても困るし

 ○○(旦那さん)が本当に
 建てたいと思っていないなら
 やめた方がいい」

 

これも本当に私の本音でした。


 
本音を偽っても
お互いが幸せにならないっていうことは

ホントに身に染みて感じていたから。




すると旦那さん、

「なんで岐阜市じゃないとダメなの?!」


とちょっとまたキレ気味で
語り始めた。



私 「え??」


旦那 「だって岐阜市じゃ
    通うの無理やろ❗❗」



確かに、その土地から
旦那さんの今の仕事場に通うのは
厳しい。2時間はかかる。



え?
今さらそこ??ポーンポーン




ちょっと話し忘れちゃったけど、

家を建てる❗って決心した時に
私は旦那さんに


「今後のことや環境的に考えても
 私は私の地元(岐阜市)
 に家を建てたい!

 だから岐阜市に
 建てることに決めました。」


って宣言していたのです。




そうして、土地も探し始めて
土地を決めた時にも
そう報告していた。



確かに私がどんどん決めていたけど。




でもそれも承知の上で
ハウスメーカーさんにも
打ち合わせに行ってたはずだし


私としては、何も言ってこないから
了承しているものだと思っていた。




でも、旦那さんなりに
色々考えていたのだ。


家は建てたい。

それは嘘ではないらしい。


でも、
どうせ建てるならちゃんと住みたい、

でも、仕事は辞めたくない、

そして勿論親のことも心配。




そう思うと、やっぱり
最後の決心がつけかねていたのです。



旦那「多治見じゃダメなの?」

「え??」


旦那「多治見だったら、実家からも
   仕事場からも行けるし」



多治見というのは
ちょうど今の恵那の住まいと岐阜市の
中間位にある地域なのです。



岐阜市ほどではないけれど
今の恵那ほどの田舎でもなく

でもある程度「街」
って感じのイメージでした。




「えーゲッソリゲッソリゲッソリ??

  それ、
  なんで今頃??しょぼんしょぼんあせるあせる




続く照れ