ワルシャワに戻って早3週間ほど。
さて、今年のクリスマスイブは‥‥
なんともありがたいことに!K先生のお宅にお招きいただいて、ご家族の皆さんとイブのディナーをご一緒させていただきました。これは貴重な経験〜❤︎
♪♪♪
ポーランド語では、クリスマスイブの事をWigilia Bożego Narodzeniaと言います。
日本では街中をカップル同士でイチャつくけしからん日だけれど(笑)、ヨーロッパのクリスチャンのご家庭では、基本的に家族で食卓を囲む、神聖な夜です。
実は今回、ヨーロッパのご家庭での本格的なクリスマスイブを過ごすのは初めてでした。全く知らなかった習慣もたくさん知ることが出来て、何度も目からウロコがポロり。伝統的なポーランドのWigiliaには、たくさんのルールがあるんですね〜
カトリックの礼にちなんで、聖書の朗読とお祈りに始まり‥‥と、ここまでは想定内だったんですが、その後のお料理がまあ次から次へと、出るわ出るわ‥‥❤︎
12使徒にちなんで、必ず12種類のお料理を用意しなければならないんだとか。それから、イブの夜だけは肉類を控えて、代わりにコイやキノコなどで代用します。
それにしても、こんなに作っても食べきれないんじゃ‥‥と思わず心配になるほど、テーブルいっぱいに凄まじい量のお料理が並ぶ並ぶ‥‥でも、これもまた伝統なんだそう。(笑)
そして、誰ひとりとして一人ぼっちのイブを過ごすことがないように、急なお客さんが来ても大丈夫なようにと、一人分余計にお皿を用意する
現に、私の席の隣には、最後まで空のままの食器が置かれていました。こういうところ、なんだかポーランドらしい。
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「僕キャベツいらなーい、食べなーい」
っと、散々逃げ回っていたんですが(このキャベツって、いわゆるBygosですね、酢キャベツを煮たやつ。)
お父さんに 「ちゃんと食べないとプレゼントもらえないぞー ミコワイさん(サンタさん)帰っちゃうぞー」とたしなめられて、結局渋々食べていました。(笑)
どんな駄々っ子も、ミコワイさんには敵わないのね。(笑)
テーブルいっぱいに敷き詰められたお料理とケーキをいただき、ツリーの下のプレゼントを交換し終えて
さて、イブの夜も大詰め となれば、後はおネムの時間‥‥‥ではなく(実際皆さんお腹いっぱいになって眠たそうだったけど笑)
クリスマスキャロルを歌って イブの夜をシメます。(最年長のK先生以外は、やっぱり皆眠そうだったけどね笑)
ポーランドのクリスマスソングは数あれど、ショパンのスケルツォ1番にも使われている『眠れ、幼子イエス』は、やっぱり定番中の定番なのかな。お腹いっぱいに満たされて、暖かなロウソクの火に照らされながら歌うクリスマスソングは、不思議な暖かみと優しさを感じました。
クリスマスイブは特別な日。みんなが暖かくて幸せな気持ちにならなきゃいけない日。
うーん、私も今、とってもシアワセです。お腹いっぱい〜♪