みなさん、こんにちは。
キンジョウです。
私は11歳の娘と、10歳の重度知的障害を伴う自閉症の息子の2児の母です。
息子の障害がきっかけで東京都葛飾区に障害者福祉サービス事業株式会社ひなたを設立しました。興味のあるかたはホームページを見てくださいね。
今は、夏休み。
子供たちも家にいたり、どっかに連れて行ってあげなくてはいけなかったりして、毎日バタバタと過ぎています。
「ひなたホーム2」も体験や見学があり、9月には新しい仲間を迎えられるといいな・・というところ。
そんな中、こんなご相談を受けました。
重度知的障害の子供がいるのですが、将来行先があるのかとても不安です。
少しでも早くグループホームに入れないといけないのか焦ります。
私の家庭事情と似てますね。
うちも小5の息子くんがいて、重度知的障害。
いまだに発語もありません。
お風呂も歯磨きも私と夫がやっています。
おしっこは自分でできますが、お尻は拭けません。
昨夜は久しぶりにおねしょしました・・。
このままいくと、区分5か6です。
葛飾区では重度の方のグループホームが少なく、20~30年待ちと言われたことが、グループホーム事業に参入したきっかけでもあります。
株式会社ひなたでも、いづれは重度グループホームを作るつもりでおりますが、いざ事業を始めてみて、それがいかにハードルの高いことなのかも痛感しています。
設備投資のための資金、スタッフの知識や経験向上、支援の仕組み作り・・どれも短期間で用意できるものではありません。
中軽度の方々のグループホームへの理解は少しずつ進んでいる実感はありますが、重度となると話は別になるのも現実です。
場所を用意するのも、首都圏では大変なことでしょう。
それでも、頑張ってみようと思っています。
私の他にも、同じような志で前に進んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
今は足りないけど、10年後・20年後、きっと重度の方の行先も増えていくと思っています。
状況はずっと同じではなく、常に移り変わっていきます。
将来が不安で不安で、今が見えなくなるのはもったいないです。
私も息子くんと一緒にいられる時間も無限ではないし、今の時間を大事にしようと思っています。
毎日大変なのは、また話は別ですけど・・(汗)。
あと、息子くんは何もできないような気がするけど(笑)、それでも何とかやっていけるよね?と信じてあげようとも思ってます。
上手く言えないけど、信じてあげるのは大事だと感じます。
「大丈夫、何とかなる」
私はそう思ってます。
どうしてもダメなときは、その時考えましょう。
葛飾区 障害者グループホーム