「子どもの、『心の避難場所』を作る」
子育てする上で、夫と決めたことです。
たとえば、娘がなにか良からぬことをしたとき。
夫が「こらっ!」とお説教すると、
娘は決まって「えーん!」と泣きながら
母である私のところへ走ってきます。
私はそのとき、娘のことは叱りません。
ぎゅっと抱きしめます。
そして、娘が落ち着いた頃を見計らって
「おとんが、どうしてコラっ!って言ったか、わかる?」
と質問しながら、どうしてそれをやってはいけないかを
説明します。
まだ3歳なりたての娘に、どこまで伝わっているかは
わかりません。
でも、とにかく出来るだけ簡単な言葉で説明します。
最後に、娘をまたぎゅーとハグして
「おとんもおかんも、○○(娘)のことが
だーいすきだよ。
嫌いになることなんて、ぜーったいにないからね」
と伝えます。
娘は、涙でぐちゃぐちゃの顔でにっこりします。
両親がいっぺんに子どもを叱ったら、
きっと子どもはパニックになるでしょう。
心の整理がつかなくなるから、反省もできないし
今後に活かすこともおそらく難しいです。
逆パターンで、私が娘を叱った際は
夫が娘の「心の避難場所」になります。
もし、私がひとりで娘を見ている時間帯に
お説教が必要な事態になった場合は…
つい、感情的にムキー!と叱ってしまうことも
多々あります。。
母だけど、人間なので(笑)
でもそのあとは、必ず娘を呼んで
ぎゅーとハグして、
「あなたのことは、何があっても大好き。
それは、この先もずっと絶対に変わらない。
でも、あなたがやったことは良くないから、叱ったんだよ」
ということを説明するようにしています。
私は子どもの頃、「心の避難場所」はありませんでした。
自分の自己肯定感の低さは、それも大いに影響があったと
思っています。
だからと言って、今、親を責めようなどとは全く思いません。
親は親で、自分にできることをやってくれていたはずだから。
自分の経験上からも、我が子には「心の避難場所」を
開放してあげたい。
そう思っています。