折り鶴。

実は私、つい最近

鶴の折り方をマスターしました。
46歳になるまで、折り方を知らなかったのです。

先日、ふと
「これから娘に教える機会があるかもしれないから、
折れるようになっておこうかなぁ」
そう思ったのです。

そこで、YouTubeで、鶴の折り方の動画を観ながら
折ってみました。
さらに夫からも教わりながら、やっとこさ覚えました。

「えぇーっ!?
その年で折り鶴も折れないなんて、信じられない!」
そう思う方も、いらっしゃるでしょうか。

でもね、私みたいな人もいるんですよ。
「教わる機会がないまま、大人になった人」です。

私も幼稚園の頃、一度ぐらいは
折り鶴を習ったかもしれません。
でも折り紙が苦手で、お絵かきばかりしていたので
先生も積極的に教えなかったのかもしれません。

そして、私は父子家庭で育ったので、
父から折り紙を教わることはありませんでした。
父も折り紙は得意じゃなかったと思うし、
いつも仕事で忙しかったし。

こういう背景から、私は折り鶴を知らないまま
この年齢まで来ました。

ちなみに幼稚園の頃は、お弁当箱の包み方もわからず
先生にやってもらっていた記憶があります。

ちょうちょ結びも、小学校に入ってもできませんでした。
教えてもらう機会がなかったからです。
何年生ぐらいからできたんだっけな…覚えてないな。

人間関係の構築も苦手で、幼稚園の頃から
ひとりでずっと遊んでいました。
友達の作り方も、遊び方も、わからなかったから。

ほかにも、人より「できない」ことがあまりに多すぎて
強い劣等感を抱えたまま、私はここまで生きてきました。

もちろん、私ができないことが多いのは
家庭環境の影響だけではありません。
私が持って生まれた素質もあるだろうし、
頑張る方向を根本的に間違えているのかもしれないし。

でも今まで、いろいろしんどかった。
それは確かです。

ネットサーフィンをしていたら、
こんなニュアンスで熱く語っている、女性の投稿を見かけました。
「大人になっても折り鶴が折れないなんて、信じられない。
折り紙は昔からの、親子のコミュニケーションツールでしょう?」

ものすごい固定観念だな…と、苦笑しました。

家庭それぞれ、いろんな事情があって
折り紙に縁遠い人だっているんだよ。
もっと、視野を広く持ってほしいな。
そう思いました。

…とは言え。

私も、家庭環境のせいにして
いろいろできないままなのは悔しいです。
だから46歳の今、できるようになりたいことに
どんどんチャレンジしていくつもりです。

お恥ずかしいのですが、私、泳げないんです。
逆上がりも、二重跳びもできません。
(あやとびはできます。笑)

水泳はいずれ、習いに行きます。
子どもの頃、水泳を習っていた夫いわく
「水泳は全身運動だから、ええで〜。身体丈夫になるし。
それに、何歳からでもできるで。遅すぎるってことはないよ」
だそうです。

そして逆上がりと二重跳びは、夫から習います。
公園で、いつでもできるし。

夫に「あなたから習いたい」とお願いしたら、
瞬時に鬼教官の目に変わり、
「ええよ、いつでも教えたるで〜」
と、ニヤリとしてました。
怖っ🤣笑

3歳の娘には、とにかく、
私と同じ思いはさせたくありません。

だから娘が小さいうちから、できるだけ
さまざまな体験をさせてあげたいと思い、そうしています。
児童センターや公園に連れていって、他の子と触れ合ってもらったり
1歳から保育園に通わせたり。

もちろん、娘は私が産んだ子なので
私に似た素質を持って生まれてきているかもしれません。
私みたいに、苦手なこともたくさんあるかもしれない。

でも、小さいうちから
さまざまな体験をしているかしていないかでは、
違いは必ず出てくると思います。

3歳の子どもを育てながら、
子どもの頃の自分を自分で育てなおす。

そんな機会をもらえていることが、とてもありがたいです。