春分とは、北半球では春が、南半球では秋が始まることを示す天文学的なイベントです。
この日は季節の移り変わりを祝う祝日。
ラテン語で「等しい夜」を意味する言葉で、この時期、地球の温帯地域では昼と夜の長さがほぼ同じ12時間になり、夏が近づくと再び不等間隔になります。
ヒンズー教や仏教徒など、一部の文化圏では、マハービル・ジャヤンティ(仏陀の日)と呼ばれる重要な宗教的行事で、すべての生き物の平和と幸福を祈る日なのだそうです。
日本では、毎年釈迦の誕生日を記念して「花まつり」が行われたり、インドなどではホーリーというお祭りが行われ、新しい門出を祝う色彩の祭典が行われているそうです。

どこに住んでいても、どんな信念を持っていても、毎年冬が終わり春が始まる時に、新しい始まりを祝うことは特別なことですよね。春分の日は、宗教に関係なく、全ての人が変化を受け入れ、自然の美しさに感謝して、これから始まる暖かい日を楽しみにする日なのです。