日向恵理『Legend〜風のなかの塵〜 千秋楽』

Legend〜風のなかの塵〜千秋楽

昨日、無事千秋楽を
迎えました！

６日間、10公演、
見にきてくださった方々、
本当にありがとうございました！

ここで、終わってみてから
少しこの作品と、
わたしが演じたはるか
という女の子について
書いてみようと思います。

長くなると思いますが、
よかったら読んで下さいな

ストーリーとしては、

近未来、中国に侵略されて
滅んだ日本。
その中でもひっそりと生き残った
５人の日本人がいた。
生き残った日本人を取材する為
中国人リポーター、フェイと陳は
日本人のアジトを訪れる。
そこで2人が見たものとはー…

というかんじです（笑）

最初、ストーリーを読んでも
どんな話か想像出来なかった人が
多かったみたい？

とても、とても重く、
でも素敵な作品です。

現在の私たちと被るところも
ちょくちょくあります。

今の生活の幸せさ、
核の恐ろしさ、
被爆国である日本は
何をするべきなのか…

たくさん考えさせられました。

こんなことを考えて
生きていなかった私に
果たして演じられるのかと
最初はすごく戸惑いました。

自分なりに解釈して、
考えて、考えて、考えて、
それがつまっているのが
終盤のシーンだと思います。

私が演じたはるかという
女の子は、明るくて天真爛漫。
いつも何もなくても
ニコニコ楽しそうにしています。

でもそれは、小さい頃から
収容所に入れられたり、
つらい思いをしてきたからで…
だから毎日を楽しく生きよう、
楽しいことだけを考えよう、
というのが染み付いてしまった
女の子なんです。

最後のセリフに、
「忘れられたくない。
誰かに覚えていてほしい。」
というものがありました。

このセリフを言うとき、
わたしは何も考えなくても
毎回自然と涙が出ました。

もし、わたしが、
同じ立場だったら…？

あした死ぬことがわかっている。
その時わたしはどうするか。

もちろん死にたくない
という感情がありますが、
忘れられたくない
というのもすごくあります。

だから、
感情移入しやすかったのかな？

はるかが、フェイに何か
近いものを感じたように、
わたしもはるかを
すごく近く感じました。

いま、終わってしまって
はるかがわたしの中から
いなくなってしまった感じがして
すごく、寂しいです。

台本を12月にもらってから、
ずっと睨めっこしてきた
女の子なんです。

やっと、やっとわかってきた
気がするのに、もうお別れです。

私はあの舞台上に
はるかを残してあげることが
出来たでしょうか？

皆さんの心に、
何か刺さったものがあれば
幸いです。

あー…
かっこよく決めてみたけど、
さびしい！！

明日から何をしてけば
いいんだろう！（笑）

稽古場でわいわいしたり
スタジオで大声出すことも
なくなるのかーーっ！！！

うわーー（ ; ; ）

幸せだったなぁ…

打ち上げも楽しかったなぁ…

今までのLegend写メ
貼ってきます（ ; ; ）

☆