今回、専科からのご出演は、輝月ゆうまさん、一樹千尋さん。


輝月さんは今作の悪役ですね。

「やっと見つけたナイチンゲール」とか言って、カトリーヌ(星風)に執拗に迫ります。2、3回やばいところがありますが、ギリギリで逃げることができますので、ややこしいことにはなりません。


最後、この人だけがいちばん悪かったという流れで締め括られます。撃たれて終わり。

撃つのは、アルカンシェルの裏切り者、ジョルジュ(綺城ひかり)ですが、最後には皆んなを助けたことになるのかな。

あのとき、ジョルジュが密告しなかったらバレなかった?いやいや、ジョルジュが密告しなくても、いつかバレてたと思う。

フリッツ(フリードリッヒ・アドラー/永久輝)がいちばんノー天気な人です。


ジョルジュはアルカンシェルのスター歌手で、カトリーヌの歌の相手役でしたが、カトリーヌとマルセルにやきもちを焼いて、アルカンシェルを裏切って、ナチスへ入党してしまいます。

でも、お芝居の後半では、人を撃つのには抵抗があり、仲間たちを苦しめることにも躊躇いを見せる演技も見られます。



一樹さんはコメディアンのぺぺ。この人が聖乃さん演じるイヴ・ゴーシェ役の曾祖父にあたります。

イヴ・ゴーシェの祖父もイヴという名前で、少年イヴを演じるのが湖春ひめ花さんです。この役、目立ちます。


一樹さんがなかなか歌わないので、もったいないなぁと思いましたが、芝居のアクセントとなってくれます。

ナチスの旗を破ったことで、政治犯として収容所に連れて行かれてしまい、慰問団としてカトリーヌ(フリッツの計らいでマルセルも)が来た際に、「Frou Frou(フルフル)」を歌う場面で、ほろりと来たかな。



フリッツがあちこちに異動させられるのですが、上手い具合にマルセルたちを手助けできる役割。都合よすぎる(笑)


アルカンシェルの仲間たちは、レジスタンス運動に参加しています。

レジスタンスとかが出てくると、つい正塚先生を思い浮かべちゃいますが、今回は小池先生です。


大劇場ロビーの写真。


最下級生は星空美咲さんです。

歌える娘役さんは、やっぱり良いですね。

最近は、娘役さんはダンスより歌える人の方が良いなと、しみじみ感じます。

若手娘役の皆さん、路線系は歌える人が多いですよね。


ロビー内に貼ってある110周年のポスター。


110周年になって初めて大劇場に来たもので(^◇^;)


この5人の並びも、今だけですね。

95期生が退団した後の宝塚歌劇団が心配だ…。


二幕の開演前。

すっかりナチスです。

フィナーレのデュエットダンスは、珍しく濃い青色の衣装。なんとなく、柚香さんと星風さんで、濃いブルーの衣装が新鮮でした。


エトワールは星空さん。キレイな声です。星空さんは、凛とした可愛らしい歌声ですよね。


そして、シャンシャンはエッフェル塔と虹色。

柚香さんの大羽根が虹の7色なのも美しいです。

こんなにキレイな羽根、見たことがない!


柚香さんの初日ご挨拶は、無事に初日を迎えられたことに感謝というメッセージが強かったです。

ほんと最近は、無事に初日を迎えて、千秋楽まで。何もなく、みんな元気で、笑顔で、無事に公演ができることに感謝感謝です。


新しく副組長に、紫門ゆりやさんを迎えて。

花組は、自組から組長、副組長をが出来る人材は育たないのかというのが気になりつつ( ̄▽ ̄;)


柚香さんをはじめ、花組の皆さんが、千秋楽まで、日々、歌にダンスにお芝居に精進いただけることを期待して、

また3月後半に観に行くのを楽しみにしています。


小池先生のオリジナル作品にしては悪くない方だと思ったけど、観終わった後、それほど何も心に残らなかったのは、ご贔屓さんが出ていないから、それだけなのか?はてさて?