今年第1回目の観劇には、実はまだ行けていないのですが、感想は今年第1回目ですね。


雪組の宝塚大劇場公演。

昨年に観に行きました。


星組の『RRR』はチケットが取れず、観に行けません(T ^ T)

なので、今年はまだ観劇の予定が入っていません。


あー_| ̄|○


さてさて、雪組公演。

感想をアップするのがずいぶんと遅くなりましたが、めっちゃ良かったんです。

すごく満足度が高い公演でした。


タイトルを見たときは、なんだコレ?と思っていたのですが(^◇^;)

雪組、充実しているな、彩風さん良くなったな、と感じました。


さて、お芝居。

コメディです。

この時期にコメディで本当に良かったなと。

ポスターもユニークですよね。

大劇場内のお花。

出演者の写真コーナー。


組長さんから上級生、


最下級生は音彩唯ちゃんまで。

開演前の緞帳は、「加美乃素」さん。

緞帳が開くと、お芝居の世界観へ。

上手と下手のセットが本みたいな形をしています。


舞台上にズームアップしますと、

ここは出版社です。


舞台は19世紀末のロンドン。

彩風咲奈さんは、アーサー・コナン・ドイル。

シャーロックホームズシリーズで有名な作家さんです。

そのアーサーが作家を目指し、シャーロックホームズが生まれ、ホームズが人気になりすぎた故の葛藤が描かれた物語。

アーサーは、おもしろキャラです。


彩風さんはこれまでも、さまざまな個性的なキャラクターを演じてこられましたが、今回もまた今までとは違った魅力あふれる人物です。

ヒゲありですが、彩風さんだとスマートでカッコよく、チャーミングに見えますね。


彩風さんって、こんなに声の出る人だったっけ?と驚くほど歌声に気持ちが入っていて、声もよく出ていました。

演技に奥行きが出たなと感じました。

すーごく良くなりましたょ、彩風さん。

宝塚音楽学校の生徒募集ポスターや、初詣ポスター、初舞台生の頃からずっと観てきましたが、魅力が爆発しました。


ここ最近、観るたびに良くなったなとは感じていましたが、今回もまた良くなりましたね。

次のベルばらで退団となるのが本当に惜しまれます。



夢白あやさんは、アーサーの妻ルイーザ。

夢白さん演じる奥さんがまたパワフルなんですょ。

キャラの濃い夫婦(笑)


夢白さんって見目麗しく、姫というか女王様みたいなんですけども、こういうポジティブで明るくて強い女性も出来る方なんだと、良い意味でびっくり。

新しい魅力、見つけました。


なんか良いコンビだなと。



朝美絢さんは、シャーロックホームズ。

アーサーが生み出した物語の中の人物で、アーサーにしか見えないのですが、歌う、踊る(笑)


アーサーが困るほど動きます。

彩風さんと朝美さんのコンビネーションも作品ごとに良くなっていますね。

かけ合いも楽しいです。



和希そらさんは、いちばん売れてない雑誌社、ストランドマガジンの編集長ハーバート。

この出版社で、シャーロックホームズシリーズの連載が始まり、大ヒットとなるわけです。


和希さんは今回が退団公演。雪組でも欠かせない存在となっていただけに、退団されるのは本当に惜しいです。


和希さんが歌い出すと場面が何倍も良くなりますね。見ごたえが増します。



縣千さんは、心霊現象研究協会のメイヤー教授。異国から来た心霊現象の権威だそうで、なんか面白い感じのイカサマおじさんです。ヒゲあり。


縣さんも個性的な役が多いですね。いろんな経験を積んで成長まっさかり。



ホームズズという、シャーロックホームズの分身が10名出てきて歌い踊ります。

ホームズが変装の名人だったことに因んでいるとか。


ホームズシリーズの物語を知っていたら、更に楽しめるのかもしれません。


宝塚ファンの方でしたら、ホームズの強敵としてモリアーティ教授が出てくるという話が出たときに反応しちゃいますよね。


シャーロックホームズシリーズが売れすぎたばっかりに、それとは違う作品を書きたいアーサーが悩む場面がありますが、

そこで妻ルイーザが、ホームズを殺してしまえばいいのよとヒントを。


ま、この先は舞台を観ていただいて…ということで。


コメディなんですが、彩風さんの歌う曲の歌詞がめちゃくちゃ良いっ!


「僕が僕の人生の主だから」

この歌の場面で、私、静かに号泣してました。

良い曲だ〜ヽ(;▽;)