ここ最近、目が回るほど忙しい。
そういえば本もあんまり読んでないし、映画なんて観てないよなぁ。
ただただ悪戦苦闘といいますか。
ちょとここらで一休みしたいなぁ。
昨日から台湾からのお客さんが来ておりました。
いまは外国からの観光客も減っているというのに、彼はそんなこと気にもかけない。
その心意気やよし、ビジネスだからなのか親日だからなのか、それとも気にしない性格なのか。
国は違っても相通じるものはあるんですね。
ウマが合うっていうやつですかね。
4月からは諸事情がありまして、一人で海外出張に行くことになりました。
実際に2週間ほど前に台湾に行ってきたんです。
もう7回目ですが、初めて一人で。
会話は英語です。
当然、いままで喋ってませんよ、ずっと通訳として英語が分かる人と一緒に行ってましたから。
結論から言うと、なんとかなるもんです。
出発前に少し勉強し直しましたが、もう頭の中に入ってきませんね。
レベルでいうと中学校2年生くらいしかない。
それでも一人で行くとなると、なんとかコミュニケーションを取ろうとするもんです。
何回確認しても、やっぱり一人ですから。
お互い英語が母国語じゃないのがよかったのかも知れません。
「心配しなくても、お前の言っていることはなんとなく分かる」と言われましたから。
台北の空港に降り立ったときは実に心細いものでしたが、まぁ慣れと恐ろしいもんです。
たどたどしくも段々と会話を試みるわけです。
何しに言ったかって?
そりゃ、仕事ですよ。
だから、ありったけの英語を並べ立てて仕事の打ち合わせをね、一応やるわけですよ。
帰り際に彼が僕に言った。
「ところで、◯◯の△△のビジネスについて興味はないか?」
お、そりゃ面白いかも知れないぞ。
もうひとつ苦労するのがメールのやり取りです。
当然送ってきやがりますよ、英語でね。
返事は返さないといけないよね、英語でね。
ここでまた知ってるだけの単語を並べて・・・・という訳にはいかない・・・
そういうときはGoogle翻訳にお世話になります。
ほんと、あれは助かるなぁ。今度何か送っとこうかなってくらい感謝してる。
読むのも書くのも、一度翻訳させてちょっと考えてみる・・・・・・うん、多分こうだろう!
これで意思の疎通は出来るけれど、如何せん時間がかかるよ。
今回の来日は、彼が帰り際に言った◯◯のビジネスについて詳しく話しを聞くためです。
サンプルやらカタログやらを持ってきてもらって、今日は朝から夕方まで打ち合わせです。
(今日の打ち合わせには、さすがに英語を解する人がちゃんと同席してました)
話しを聞いてみると、意外なことに『それ面白そうだからやってみよう』ということに。
いや、まぁ嬉しかったね。
きっと彼も嬉しいに違いないよね。
新しいビジネスの始まりだ。
昨日は事前の打ち合わせと称して東京駅近くで飲んだ。
今日は有意義な打ち合わせを祝してまた飲んだ。
彼がしみじみと言った。
『俺・・・ほんとは君に◯◯の△△と言ったんだよ』
「だよな、◯◯がこんなにうまくスタートできるとは思わなかったよね」
『いや、違うんだ。。。』
「大丈夫、心配するな◯◯はきっと上手くいくヨ!」
『違う違う、◯○じゃないよ、◯◯の△△だから。△△の部分はどこ行っちゃったんだよ??』
「え?同じだろ?」
『違う違う、◯◯そのものじゃないんだ。◯◯に付随する△△の部分のことを言いたかったの。これは君の誤訳なんだよ』
「・・・・・・・え・・・いまさら言うなよ・・・・・・」
そうなんです。
最初からお互い食い違ってるんですよ。
僕は◯◯と△△は別のもので、2つのアイテムだと思ってた。
だから彼に◯◯についての資料をずっと請求していたんです。
(△△の打ち合わせもしましたよ。◯◯とは別のものとして・・)
◯◯単独と◯◯の△△とは別物ですね。△△とも別物で2つを切り離すと少し違ったものになっちゃう。
それならメールで指摘してくれればいいのに・・・・
彼も、これは意味が通じてなかったなと思いつつも、こちらに要求に答えようと台湾国内のメーカーを駆けずり回って資料を集めて来日してきた。
そっかー
でも、まぁよかったじゃないか、うまく行きそうだから。
そうなると、この件の橋渡し役をやったのは僕だな。
うん、そうだお前だ、お前のせいだ。ちゃんと最後までフォローしろよな。
これまた拙い英語で・・・・うん、だから誤訳から始まったけど、最終的には成功したと思うんだ。
多分だけど。
お互い酒はあんまり飲まないから、最後はコーヒーを飲みながら話して別れた。
次は5月に行くんだよな。
いや、まて5月でいいはずだぞ・・・・いや、まさか来るのか・・・・行くんだっけ・・・・