娘が2歳を過ぎた頃から、幼稚園について調べはじめました。

もうすぐ幼稚園を決めなければならない年齢。

先輩ママに話を聞くと、幼稚園は何かと親の出番が多い様子。

役員、茶話会、バザーや園の行事など、盛り沢山です。

相変わらず団地ママの輪に入れないでいた私は、幼稚園バスを待つ輪に入ることを考えるだけで辛く、

自分のような人間が、ママ同士の付き合いの多い幼稚園でこの先やっていけるのか、とても不安になりました。


考えていくうちに、自然と保育園に心が傾いていきました。

一人っ子なので、自分だけの影響を受けず、できるだけたくさんの人の手の中て育てて行きたいし、

過保護になりすぎないよう、生活の中でお友達と兄弟のように過ごせる環境は魅力的。

自分も社会に出ることで心のバランスがとれ、娘にも良い影響があるのではないかとう直感もありました。

そしてママ同士の密度が低そうなことは、私にとって大きなプラスの理由となりました。


子供の多い地域なので、保育園に入ることは難しそうでしたが、

試しにと思い、求職中として申請してみると運よく4月から入れることになりました。

家に入ってから元気が無かった私を心配していた夫は、働くことに快く賛成してくれました。

そして娘の保育園生活が始まりました。


最初のうちは、就職活動、久々の仕事、娘の度重なる病気、と本当に忙しく、バタバタと過ぎていきました。

保育園でのママの付き合いはさっぱりとしたもので、皆忙しいのでお迎えの時他のママに会っても

みんなさらっと挨拶する程度。輪になって立ち話の光景はほとんど見られません。

この環境は、私にとってとても居心地の良いものでした。

娘も保育園で思いっきり遊べて、毎日楽しくてしかたない様子でした。

何より私自身、仕事に復帰したことで、まだ社会人として通用することに

少しずつ自分への自信を取り戻していくことができました。

仕事の育児と家事の両立は、体力的には大変でしたが、心の負担は以前よりずっと軽くなりました。