公園ジプシー生活でもなかなか友達ができず、気持ちが落ち込んでいた時期に、

初めてのママ友と呼べる人ができました。

スーパーの子供広場で娘を遊ばせていたときに、同じくらいの女の子を遊ばせていたママ。

穏やかそうな雰囲気で、子供のことを話しながら自然と会話ができていました。


『私もまだママ友がいないんだ~』とのんびり話している彼女。

この人なら、仲良くなれるかも…!と電話番号を交換しました。

次の日、思いきって電話し、遊ぶ約束をしました。

彼女は最初の印象どおり、優しく思慮深い、落ち着いた女性でした。

偶然にも同じ学校の先輩であることも判明。

それから時々遊ぶようになり、私の暗かった新米ママ生活に光を与えてくれる人となりました。

悩みを相談し、嬉しかった事を話せる友人ができたことは、涙がでるほど嬉しいことでした。

そして彼女自身も、私と会えたことであの時期を乗り越えることができたと言ってくれます。

今でも娘の習い事を通じて交流があり、大切なお友達です。


その一方でSADの私も存在していました。

同じ団地のママへの苦手意識が強くなり、早く引っ越したい、なんとか会わなくて良い方法は無いか、

そればかり考えていました。

同じ建物の中に住んでいるだけで、いつも見られて陰口を言われているような被害妄想に襲われ、

なんともいえない息苦しさ。

頭では、そんなに自分のことを気にしていないだろうと解っているのですが、

どうにも消せない黒い雲がいつも心の中にあるような感覚。

唯一のママ友Jちゃんの存在が無かったら、この時期を過ごすことはできなかったかもしれません。

そんなことは、家族にもJちゃんにも話すことはできないでいましたが。