前回の建築業界について考えてみた。
耐震偽装からの続きです。
ハウスメーカーについて
たま~に相談を受けるんです。
大体が、知り合いの知り合いとかから・・・
家を建て替えるんで、住宅展示場行ってきて
その後見積もりもらったんだけど、どうかなぁってね。
「俺の職業知ってますか?」
「設計事務所代表ですよ!」
って心の中でつぶやきながら話を聞いてあげるんやけど。
仕事モードとは別で、軽~い気持ちで。
だいたい聞かれるのがこんなこと・・・
1.「安いですか・・・?」
なんて答えてほしいんだろう?って思うんですわ。
作りたい家があり、希望がありで、値段だけ聞かれても
答えようがないんです。
一般的な相場くらいしかお答えできません。
でも、いろんな要素で値段が変わるんでっせ。
2.「見積書みてください・・・。」
一見安く見えるんですわ、これが。
本体工事費¥○○○○万円-(坪単価¥○○万円)って・・・
でも、付帯工事がわんさかと・・・
屋外給排水、ガス、電気、外構、造園・・・・
家建てるのに、水道、ガス、電気とか当然いるでしょ。
俺から言わせると、全部入れて建築工事費。
ハウスメーカーはここを別途で見せるから、坪単価¥○○万円
で家が建ちますって言うんだよなぁ・・・
ほんとまぎらわしい。
3.「設計費」
だいたいが、めちゃくちゃ安い。
「こんな値段で設計お願いできるんですか・・・?」
って聞かれたら即答です。
「できません!」
「俺だったらしません!」
そう、ここが設計者からみた大きな問題点!
唯一施主さんとの対立箇所?!
そう《設計施工》なんですねぇ。
誰が設計しても、必要な費用はかかるんです。
ただそれを見えないようにしているだけ!
見えないことはどういうことか・・・
責任の所在もぼやけるって事です。
まさに、日本的!
4.「契約してください・・・」
よく聞かされるのが、1・2回打ち合わせしただけで
『「今月中に仮契約でもしてもらえませんか?」
って言われてるんです。』
って。
普通じゃ、数千万円の買い物契約を簡単には、せーへんよね。
でも、営業マンにとっては当然のこと。
月々や、半期ごとのノルマあるんでしょうし。
したくなければ、しなくていいんですよ!
色々書いてるけど、ハウスメーカーに対してはそんなには
否定的に、思ってないんですわ!
一般の人にとってアプローチしやすいだろうし、
建築界のコンビニ感覚。
個人的には好きやないけどなぁ・・・
没個性なおんなじ様な家ばっかり建ってる町なんて、
なんかいややしねぇ。
でも、どこが建てたのかわかんないような建売住宅なんかより
よっぽどいいと思いますわ。
大手の名前のブランドを買うって人もいるだろうし。
ただ、家づくりしてますって顔をして、
家という製品を営業マンが売っているだけって気がするんやけどね。
でもこれは俺たち設計者サイドにも責任があるのでは、って思います。
家を建てるからって、いきなり設計事務所に飛び込みで
来る人って、まずおれへんもん。
まぁ逆に、家建てませんかって営業もせーへんし。
おまけに設計料ってどれくらいか、一般の人は
想像でけへんやろうしね。
開かれた設計事務所??
これからも、もっと考えてみよう。
建築業界は変わらなきゃだめだっ!
《続く》