「株価、回復維持に期待」


背景にあるのは欧州債務問題の行方だ。ギリシャでは今後も国債の償還時期が近づくたびに資金調達の問題が浮上する。
EUと国際通貨基金(IMF)が融資の条件とする緊縮財政策には国内で反発の声が根強く、混乱が続きかねないからだ。

米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)など一段の金融緩和に踏み切れば、さらに円高を招くとの見方がある。

ポルトガルなどギリシャ以外の財政不安国についても債務再編の観測が出るなど、欧州債務問題が再び深刻化すれば日本株を押し下げるとの声が上がった。