おっと交通事故、シンママむすめ発達障害、

おっと交通事故、シンママむすめ発達障害、

難病持ちのわたし、発達障害児のむすめ、不器用なおっと。そんなおっとが交通事故に。脳腫瘍まで発覚!金銭面で離婚。がんばれ私の家族!!

チューリップ赤はじめましてチューリップ赤同じ病気や持病を持ちながらも
妊活~妊娠→出産する方の、不安解消やお役に立てればとブログに記録を残すことにしました。

【2011年】結婚4年目にして妊活を試みるも、
重度のペットロス、1型糖尿病を発症し死にかける
【2012~2014年】実家で野良猫を救助。死にたいと思いつつ生かされる毎日。難病と鬱に苦悩する。妊活はボチボチ
【2015年】本格的に不妊の病院に通院。検査で卵管閉塞、
夫の精子無力症が判明。即、顕微受精になる。その後妊娠判明。
【2016年】ハイリスク妊娠。意識はしょっちゅう失ってる。転院あり。なんとか今、順調に妊娠7ヶ月目


Amebaでブログを始めよう!

神社に突如現れてすぐに消えた白い猫さま。
きっと神の使いです。
ありがたい。ありがとう。本当にありがとう。



夫が良く子供の面倒を
見てくれる日曜日を切なく迎え
なんとか両親と協力して
子育てをしていました。


この事故が起きた時に思ったのはこうでした。

なんでうちなの?
これ以上
なんで負担がかかるの?

呪われてるの??

我が家は、まず、妹が病気で
子供のときに亡くなってます。
わたしが32の時に突然、
一型糖尿病になりました。
私の母の弟の叔父さんは
肝炎で57で亡くなりました。

そして産後の肥立ちが悪く
死にそうになりながら産んだ一人娘が
あまりに育てづらく調べたら
発達障害でした。

それでも、夫と私の家族と力を合わせて
細々となんとか生きてました。

ある時、娘の不眠症と癇癪などから
私がノイローゼになりつつありました。



そんなとき、夫の事故はおこりました。



神は乗り越えられない
試練をあたえないといいますが
私はその言葉が嫌いでした。

つらくてつらくて、私の試練は
今だって引きずってます。



ただ、人は本当のどん底に落ちると
上がるしかないと思うのでしょうか。

それとも、タクシー会社の嘘などに
奮い立ったとでしょうか。

事故から1週間経って


これが祟りとか呪いとか
そんな無茶苦茶なことあってはならない。

こんなに人生波瀾万丈に
頑張ってきたんだ。

これ以上不幸になる権利なんてない!

ちょっと日本語がおかしいですが

不幸なことは起こってしまいましたが
そのぶん幸せになってもいいんじゃないか

ホラーやサスペンス漫画みたいに
不幸続きでジ・エンドなんて
あっちゃいけない。

私たちは幸せを求める権利はあるし
幸せになっていい。

そして、これ以上
不幸になる必要なんてない!

そうじゃないと、とても悔しく思いました。

まだこの先何が起こるかわかりませんが
ただひたすら
不幸を思わず、幸せを見つけていこう。

そう強く思えるような
境地に至りました。


もちろん、世の中にはどうしてこんなに
理不尽なんだろうと
生まれた場所から恵まれない人たちが
たくさんいます。

ただし、未来が
不幸になるか幸せになるかは
誰にも決めることができないはずです。


ただひたすら、心に念じました。


誰もまだ死んではいけない。


さて、先週あたりから
必死の知り合いのつてで
交通事故に詳しい弁護士さんを
探していました。

周年が通じたのか、見つけられて
なんと3人チームで
こちらを見てくれることになりました。

次はそのお話になります。


この頃夫は、後で知りましたが
肺に菌が入っていて抗生剤を打ったり
とにかく命を繋いでいた状態でした。

まさか、皮膚移植することになる
顔を放置してまで
肺の状態を見ていたことを知らずに。


人が輪にならないと、世の中は回らない。




夫が交通事故で重症になりましたひなをです。


今までの経緯は

こちらからになります。



警察に書類を書いて捺印を押す

こと(どんな書類かは忘れてしまったのですが)

があったために、担当の警察署

行くことになりました。


私は車の運転などしないので

罰則違反など当然なく

人生で初めて、警察署に入りました。


でも区役所と雰囲気は一緒でしたね。

職員の出入りが多いくらいで。



受付で待つと、Kさんが出てきました。

スーツ姿でない作業着のKさんでした。


よくテレビで、事故現場の

実況見分をしてる人がいますが

まさにその作業着です。


交通課?のような部署の

パーテーションで区切られたところで

書類を(たぶん実況見分に必要ななにか)

書いていましたら

Kさんから


「事故の様子が映ってる

防犯カメラの映像を見ますか?」


と言われました。


私は即答しました。


「見ます」


見る恐怖よりも見ない後悔の方が

勝っていたからです。



のち、この映像は私の忘れられない

経験、今後の勇気になります。




カメラは電信柱の上から

道を見るような位置の画像です



夜も10時に差し掛かるころ

夫の自転車の灯火がふわっと見えました。


そして左脇からタクシー


出合頭



一瞬にして消える夫(車体に入る)



しばらくして止まるタクシー。



音がないせいか、上から見てるせいか

そこには臨場感も緊張感も

悲惨さもありません。


はっ


というたったの一秒2秒です。



Kさんがいいます。



交通事故なんて一瞬。

たったの一瞬なんですよ。

その一瞬で人生が変わってしまうんです。



さらにKさんは続けます


「これからたくさん人が出てきますよ」


と言いました。



なんのことかなと思いましたが、

1分くらいしたときに

近所の人たちが次々と

駆けつけてきました。



同時くらいに運転者も出てきましたが

車の横で立ちすくんで。


みるみるあつまるひと

ひと、ひと、ひと。



ここからなんだか、

映像が急に温かく

感情が入り

ドラマのように

感じてきました。



3人の方がタクシーの車体を持ち上げて

引っ張りました。

とても素早い行動でした。



そこに倒れてる夫が出てきました!


夫はピクリとも動きません。


1人の方は、引き出された後

1人道路にぽつんと残された夫を

見守っていてくれました。


集まる人たちは

大変だ!助けなきゃ!と慌ただしく

自転車を止めて見守る人もいました。


そこには人が人を助けるんだと言う

強い意志が見られました。



目撃者からもすぐに通報があったそうです。


救急隊の方も極めて迅速に

20分くらいで病院に行ったんじゃないかと。




私はなんだか嬉しくて。

心強くて。ありがたくて。


手を合わせたい気持ちでした。


夫はたくさんの人たちに

助けてもらったんだと。


だからきっと、最初の山を越えられたんだと。



大きな温かい力を感じました。


私も、辛い時にたくさんの人が

声をかけてくれました。


それと同じように

事故現場にいた方々が

夫を助けようと声をかけてくれるようでした。



コロナ禍でソーシャルディスタンスが行われて

人と人が会えなかったり距離がある中でも

人は人を救ってくれる心を

ちゃんと忘れてない


人は人に支えられているんだなと

思える映像でした。



この映像を忘れないようにしよう。

たとえへこたれそうになった時が来ても

自分は誰かに支えてもらったんだと

決して1人じゃなくここまで来たんだと


思います。




がんばれ、みんな。




つづきます