ランチを食べ終わった頃
「あ〜今から帰って何しよかなあ。」
と要さんが言い出しました。


「え、もう帰るん??」

「うん、帰るで。なんかしたいことある?」

「まだ会って2時間も経ってないで?」

「ひなのがなんかしたいことあるんやったら、帰らへんけど。」

「別にしたいことないけど、そうゆう問題じゃないやろ。気持ちの問題やろ!笑」

「わかった。笑、じゃあ、まだ帰らんとくわ。」


せっかく久しぶりに会えたのに
ランチで帰ろうとする彼に
めちゃくちゃイライラしました。

2時間って、こっち
用意の方が時間かかってるわって
思いました。


そこから、街をぶらぶらすることになり
途中で2人でアイスを半分こして食べたり
展示会?みたいなのがやってたので
それに行ったり、
久しぶりのデートを楽しみました。


最初は帰りたがってた要さんですが
普通に楽しく過ごしましたニコニコ


夕方になり、要さんから
「もう夜ご飯も食べて帰ろっか!」
と言われて、一緒に食べて帰ることに
なりました。


ただ、なかなか店が決まらなくて
ぐだぐだぐだぐた
30分ぐらい歩き続けました。


気分的に海鮮が食べたいなーって
話してたのに
全然見つからなくて
結局イタリアンの店に入りました。


入って、メニューを見ても
結局、わたしも要さんも
そんなに食べたいものがなくて
若干気まずい空気が流れました。

「メニュー、ヘビーやな笑」

「ほんまなあ笑、お腹は空いてんねんけどな〜。」

「店ミスったな。でも、この店は賑わってるしみんな楽しそうやな。」

「この店が悪いわけではない。」

って話しながら
結局あまり食べずに
ぐだぐだしていました。

店員さんが来て
「こちら、本日のおすすめになります!いかがですか?」
とおすすめを紹介されました。

要さんに
「どうする?」
と聞かれて
「どっちでもいい。」と答えました。


「俺もどっちでも良いから、ひなの決めて!」
と言われたんですが
要さんが食べたいのか食べたくないのか
考えてしまって
わたしは食べたくなかったけど
言えずにいました。

わたしは、無意識に
また人の顔色を伺う自分に
戻ってしまっていました。

たぶんそれは、要さんが
気分屋だったからってゆうのも
大きいと思います。

あんなに、なんでも言えた要さんに
私は食べたいか食べたくないかすら
言えなくなっていました。