この間、彼(オット)が東京に帰っているときのこと
最初の何日間は、ぜーんぜん怖くもなんともなく、夜も全部電気消してぐーぐー寝ていたんだけど、彼が帰ってくる2日前の夜から、なんだか怖くて眠れなくなったの
彼にも、誰かがいるような気がするの。怖くて眠れないよーおばけかなー?ってメールしてて、何言ってるのー笑と返されてたんだけど、、、
でも、どうしても怖い。
電気なんて全然消せないし、夜中喉がかわいても下におりていくのも気が乗らない、、、
ベッドでケータイを見たり本を読んだりして、やっとうとうとしたのに今度は、寝ちゃダメだ!!!寝たらやつが来るから起きなきゃ!!!と、なにとたたかっているのかわからず、起き上がって目を覚ましてみたり、、、、
そしてようやく外が明るくなって、ほぼ徹夜のまま一日が始まった。
あー、昨日はなんだったんだろ。
まあそんな日もあるよね。
今日は早寝しよーーっと。となんとか一日を乗り切り、また、夜。
でも、彼が明日の朝には帰ってくるし
るんるん
早寝していっぱい寝て元気にお出迎えしよーーっと
らんらん
と、思っていたのもつかの間
こ、、、、、、、、
こわい、、、、、、、、、、、
いつもは自分の部屋で寝てる娘がきまぐれにわたしの寝てる部屋に泊まりに来てくれて、それがまだ救い、、、、
娘と息子、爆睡
わたしひとり、固まる、、、、、、、
やっぱりねー、今日もこわいの
なんでかなーーー
早く帰ってきてー涙
と彼にメールをしたら、
もうすぐ飛行機に乗るからねーと返事がきて
あああ
飛行機乗っちゃったら寝ちゃうだろうなー
もうメールしても返ってこないのか
彼と連絡が取れない緊張感から、謎の恐怖はさらに増してきて疲れもピーク
そんな中、ぐーぐー爆睡してた娘がいきなりガバっと起きて、やっぱり自分の部屋で寝るねーと、娘の大好きな毛布を抱きしめ寝ぼけながらなぜか突然自分の部屋へ去っていった、、、、
え、え、、、?なぜ?
い、行かないで、、、、、、と心の中で叫んだけど、仕方ない、もう、本でも読もう、と本を読んでいたらいつのまにかうとうとようやく眠りについた
せっかく眠りについた何分後、今度は息子がお腹すいたとぐずり始める
よしよし
とお腹いっぱいにして、わたしはトイレに行きたくなり、もう一度眠った息子からそうっと離れてベッドから起き上がったその瞬間、、、、、
なにかが
わたしの今寝っ転がっていた枕に
なにかが、、、、、、、、、、、、
見える、、、、、、、、
え
なに、、、、、、、、、?!
ええええええええええええ?!?!
なぜか怖くて電気を消してなかったから、本当によかった
と言っても少し薄暗くしているから、すっごい全部はっきり見えるわけじゃないけど、
でも
でも、、、、、、、、、
これは、、、、、、、、、、、、、、、
↑この動揺、こう見えて0.1秒の間に起きた感じ
そう、そのわたしの枕にいる「それ」を見た0.1秒後には、わたしは速やかに何事もなかったかのように息子を抱き抱え、ベッドを離れた
わたしが速やかに、バタバタせず、エレガントに去っていったので「それ」はなんの動揺もせず自分のペースでわたしの枕を練り歩き、ベッドの上を少し回遊してからベッドの下に入っていった
わたしは「それ」がベッドの下に入っていって見えなくなってから、ベッドルームのドアをしめ、息子を抱きしめ娘の部屋へダッシュした
とりあえず、どうしよう、、、、
いや、でも、子どもふたりいながらわたしひとりじゃ、無理だな、彼を待とう、、、、、
そして、ドアはしめているけど念のため子どもたちを下の階に避難させながら、わたしは「それ」を捕まえる道具を用意した
まず、スーパーのプラスチックバッグ
次に、家にある中で一番長いトング
そしてクイックルワイパーにコロコロのペタペタをくっつけたもの
よし、準備万端!
あとは彼を待つだけ
そしてようやく彼から電話
「今空港着いたよー」
いつもはわたしが空港に送迎しているけど、今回は彼が自分の運転で行って空港の駐車場にとめていたので、帰りも自分で運転
「おかえりーーー涙
あのね、大変なことになってたの
寝てたらね、ベッドにね、起き上がった瞬間にわたしとベビまであと30センチあるかないかってとこにね、オオムカデ がきたの
ほんとにほんとにあのタイミングで起き上がらなかったら見つけることができなくて、噛まれてたかもしれないし、ほんとにほんとにびっくりして、ひとりで捕まえそびれても別の部屋に行っちゃっても危ないし、とりあえず、待ってたの号泣」
「えーまじで?!
じゃあとりあえず急いで帰るね」
ということで、彼が帰ってきて、
わたしは長袖長ズボン手袋、
彼はなんの緊張感もなくどんどんベッドの枕を床におろし、シーツをはがし、マットレスを持ち上げていく
そして、うーん?ベッドから移動してないかな?
ソファのほうとかな気もするなーと彼が言うけど、わたしは絶対ベッドのどこかにいる気がして、マットレスの下のベッドの台?の間も見てみようと言った
そして彼ががしゃんとどかしてみると
なんと
そこに
やつが
イターーーーーーーーーーーーー
わたしは素早くさっき作ったクイックルのペタペタしたところでそいつを遠くからペタッとおさえた
そして今度は彼がわたしの抑えてるそいつをうちにある一番長いトングでつまんでスーパーのプラスチックバッグの中へ
えーーーー
信じらんないほどあっさり、、、、、、
いやー、
もう涙
彼が、この二日間なんか怖かったの、おばけじゃなくてムカデだったね
野生の勘、うけるー
と言っていたけど、、、、、、、、、
ぜんっぜんうけないし
ハワイの一軒家はオオムカデ がベッドに来たりするよーって何回か聞いたことがあったけど、、
もちろん外では10センチごえのムカデさんなんてよく見かけるけど、、、、、、、
でもまさか
しかも娘の野生の勘もまた研ぎ澄まされてる
朝から起きたとき、ねえ、わたしマミーの部屋で一緒に寝てたのに、どうして起きたら自分の部屋にいたの?!と、自分で突然寝ぼけながらもブランケットまで一緒に自分の部屋に移動した記憶はないらしい。
とにかくほんとにこわかったよ
ちょっとしたトラウマ
そして寝れなくなるほどの気配をどうもありがとう
そうゆうの、おばけとかだけで感じるモノじゃないんだってことを知った
長々読んでくれてありがとう
完