孤独になるぐらいならB山さんが居てくれた方がいい・・・
そう思っていた私の前に「転機」が訪れました
社交的な彼女
N子は同い年
クリニックからの転職だった
親しみやすい笑顔
ハキハキした言動
なにより誰とでも仲良くなれるN子
性格も良くて
私にも積極的に話しかけてくれました
人見知りの私
はじめはちょっとグイグイ来るN子に
引き気味でしたが
N子は親しみを持って付き合ってくれます
次第にN子と話すことも多くなってきました
ただB山さんは
そんなN子が嫌いなようで
「あんな子と付き合わない方がいいわよ」
と、私に言います
「ああいうタイプは裏で何言ってるかわからないわよ」
N子の悪口が止まらないB山さん
でも私はN子がそんな人には思えなくて・・・
「そんな事ないと思うけど・・・」
B山さんは
「あんまり深入りして騙されない方がいいよ」
と、一言
それからB山さんは
体調不良でしばらく休むことになりました
N子はそれからも変わる事無く
私に親しく話しかけてきました
そんなN子と一緒にいる事に快さを感じ始め・・・
そして数日後
B山さんが出勤してきました
私は久しぶりに会うB山さんに
「おはよう!」
と、いつものように挨拶
でも、聞こえてないのか振り向きもしないB山さん
もう一度
「体調良くなったの?大丈夫」
と話しかけましたが
B山さんは振り返る事無く
その場から離れて行きました・・・
あれだけ親しくしていたB山さんの変わりように
戸惑いを感じてしまいました
【続きます】