以前ブログで「夜勤の世界」というタイトルで書きましたが
文字だけでは伝わらない部分もある感じで
イラストを添えてもう一度書いてみたいと思い書き直しました
振り返って読んでも忘れられない患者さんです
私も歳をとって認知症になったとしたら、やっぱり同じことをしたのかな?
たぶん、変に古い知識だけ持ってるうるさい元看護師患者になるのか・・・
看護師魂を持った患者さん
彼女は元師長だけあり、薬の知識も豊富、現場経験も長かっただけあり、観察もするどい人でした
昼間は、そんな姿は隠れ穏やかな「近所のおばあちゃん」といった感じでしたが・・・
夜になると、スイッチが入るのか、バリバリの看護師へと変貌
夜勤者の確認は怠らない
一緒に巡回しては
他の患者さんのお世話
しかし、そんなある日
急変を知らせるモニターアラーム
ご臨終の場面は何度立ち会ってもやるせない気持ちです
特になんとご家族に声をかければいいのか・・・
いつも無言で佇んでいた私。
しかし、さすがに元師長
ご家族にねぎらいの言葉と
励ましの言葉を伝える
それが実に自然体で・・・
一瞬、ご家族もスタッフと勘違いするほどですが、パジャマ姿に驚きと納得・・・
こんな日は
「お疲れ様です、師長さん。ゆっくりおやすみください」
と、丁寧にお部屋までお連れする
その後、元師長はゆっくりとお休みになります
仕事熱心な方だったんでしょうね
老後はゆっくりと過ごして欲しいと思いますが・・・
こればかりは性格なんでしょうね