雨の日は、はるか昔の事を思い出す。

 

それは、憧れの先輩との相合傘・・・

 

いつも折り畳み傘を持っていた私にとって突然の雨は苦にならなかった。

 

が、いつも先輩が駆け寄り

 

「傘ないのか?」

と、先輩

 

「忘れたみたいです・・」

と、私

 

「しかたないな~一緒に入って行けよ」

と傘を広げる先輩。

 

「そんな、悪いですよ、走っていけますから」

と、言う私を強引に引き寄せ

 

「遠慮するなって、同じ駅じゃないか」

と、笑う先輩。

 

恥ずかしかったけど、そっと先輩と一緒に傘に・・・

 

駅までの短い間の時間。

 

この時間が永遠に続けばいいのいに・・・

 

 

はい、私の妄想はここまでです。

 

もちろん、女子高育ちの私にそんな先輩は存在しません。

 

他校の生徒が相合傘で帰っている姿を眺めながら勝手に妄想したりして。

あんな漫画みたいな体験、ちょっと憧れましたね。

 

今はただ雨がうっとうしいだけの私です。

雨の日の思い出

 

 

 

 

 

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