働いていると色々な人と出会う事が多くなります。
その中の一人、印象に残る介護さん。
彼女を初めて見たのは
彼女が就職が決まり詰所に挨拶に訪れた日。
詰所に入ると後ろ向きの私服姿の女性。
「今度入るっていってた介護さんかな?」と、私
第一印象は派手だな~
金髪で長い髪のツインテール。
ピチピチのTシャツにジーンズの短パン。
「若い子なんだな、20代前半?もしかして10代後半?」
私に気が付いた師長さんが
「ひなたさん、来週から来られる介護さんよ」
「そうですか、よろしくお願いします」
と、私が言い終わる前に彼女は振り向いた。
が、お世辞にも若い顔立ちからはほど遠い。
「年より老けてみえるのかな?」
と、失礼な私
が、次の瞬間師長さんからビックリ発言
「あなたと同じ年だから仲良くしてあげてね」
当時私は42歳
「この人42歳なの?!!!」
確かに振り返った顔は年相応。
地味な私とはあまりにも対照的な彼女。
働き始めても言動がぶっ飛んでたけど・・・
好き嫌いが激しく、気分にムラがあり
嫌いな患者さんへの対応は激しかった。
飲み会の時には何故かセーラー服を着て、
そのまま街中を歩いて店までやってくる。
指導していた介護さんに切れてゴミ箱を蹴とばす。
書き出したらキリがないのでこの辺で
それから8年ほど働いた後、患者さんとトラブルで退職した彼女。
彼女が去った後もしばらくは彼女は病院中の有名人だった。
遠いところから来ていた彼女。
もう会うこともないけど、
今も変わってなかったら
ちょっと会ってみたい一人です。
でも、お友達にはなりたくないけどね