どうも青Pです。今回は雨宮天さんの1stツアー「The Only SKY 大阪公演」に参加させていただきましたので、その感想を書かせていただこうと思います。

 

 

これまでやたらと長いブログを書いてきた僕ですが、今後は自分に字数制限を設けながら書いていくことで、より皆様に伝わるようにブログを書かせていただきたいなと思っていて、今回から少し読みやすくなるように努力していこうと思います。

いつもつたない文章を読んでいただきありがとうございます。ではよろしくお願いいたします。

 

 

今回の会場はオリックス劇場。忘れもしない2016925日雨宮天1stライブ「Various SKY」の初回公演が行われた場所。

 

僕自身もアーティスト雨宮天のライブを初めて見に行った場所。

そこで見た景色は1つの青い理想に向かって真っすぐに好き進んでいこうとする、不器用で、人間らしさのある1人の女性の後ろ姿だった。当時も「After the Tears」があった。「チョ・イ・ス」があった。でもなんだろう僕たちとの間にはどこか明確な一方通行の矢印があるように感じた。

 

そして、色んな青を見たはずなのに、そこに浮かんだ色は「どこまでも綺麗な単色の青を目指す色んな天」を見た気がしている。でもそんな記憶なんてとうの昔に吹き飛んでしまったような気もしていて、でも確かに残っていたのは雨宮天の不器用で、まっすぐで、人間らしさの溢れた姿と、綺麗な後ろ姿だったような気がした。「Absolute Blue」絶対的な青に進んでいく姿がただ綺麗だなと思っていたそんな2年前の淡い記憶。

 

あれから2年がたち今度は「The Only SKY」というタイトルのツアーが開催されることになった。僕はオリックス劇場でのライブには必ず足を運ぼうと決めていた。そして、5列目のセンターという席でそのライブをみることになった。エデンの旅人から始まったライブたち。

 

特にirodori~誓いのパートは少しずつ演出が変っていて素晴らしく感じた。あそこのゾーンがやはりこのライブでの演じることの主パートとなるのだなーと感じている。

 

誰かにも提供した言葉であるが、このパートは「1人の女性の一生」を感じるパートだなーと。

irodoriで一世を風靡したブロードウェイ女優。Shu!Bi!Du!Ba!でまたさらに快活に舞台を楽しんでいる、でもどこか影の感じる女性であることも想像できる。

特にShu!Bi!Du!Ba!は前半を可愛い女性、後半を大人の女性というパート分けをしているらしい。よりそれがこの曲を引き立たせている、僕は前半パートが好きだったりする。

 

そこから羽根輪舞から誓いへ、羽根輪舞はShu!Bi!Du!Ba!で叶うなーと思ったものが脆くも崩れ落ちるという何とも言えない悲しい曲になってしまったのではあるが、カナリアは飛び立とうとしたけど舞えど舞えど羽が落ちていくだけで、飛んでいけないのか切ないなーって。

それは夢もそうだけど、少し恋を感じていて、もしかしたら恋愛がこの人をダメにしたのかなーとか妄想してみたり。

 

でもその後の誓いを聞いたら、それは確かに誰かを想っている歌で、最後にピンスポットのライトがすぅーっと消えた時、その表情を見た時にこの女性は幸せだったのかなと考えてしまって、でもきっと幸せだったのかなと思って。たぶんそのまま死んでしまうような気もしてしまって、そんな感じで演技に感情移入をしてしまったそんな1幕。

 

その変化は2年前にはなかったもので、それは変わっていく天さんが見つけてきたものなのかなと感じたり。

 

そして何よりも後半のAggressiveゾーン。

 

始まりの地で歌われた曲が「Absolute Blue」だった。それも本編の最終版で一番体力的にもきつい部分。この曲は本当に難易度の高い曲だというのは知っていた。目の前の雨宮天さんはそれを過去最高かと思えるぐらいに歌いきった。やっぱりどこまでもこの人は自分の理想を曲げない人なのだなと思った。

それと同時にまだまだこの後ろ姿は大きく色濃くなっていきそうなものを感じてしまう。どうしても物足りなく感じてしまう自分がいた、たぶんもっと先の光景が見える気もしていた、、、

2年前より確かに色濃くなった絶対的な「蒼」それは色は違えど、見ている空はわからないのかと感じてしまう光景だった。

 

 

そこからアンコールで僕の大好きな「After the Tears」「チョ・イ・ス」「Lilas」が歌われた。

 

2年前僕の中で確かにあった境界線をどこか飛び越えられたような気がした。双方向の矢印、一方通行なのに、交わらないのに、でもつながっているようなそんなキャッチボールの時間。

2年前には確かになかった想いがたぶん今の雨宮天さんにはあるのかなと感じてしまう。

 

「ひとりじゃないと教えてくれた あなたにずっと届くよう 歌い続けてたいよ my dream 歌い続けていく for you」毎回この歌詞を歌う雨宮天の声が大好きで。

 

2年前から変わらない天の景色って、

確かな理想に向かってがむしゃらに進んでいく姿。

そして弱い自分を受け入れて、どうやって乗り越えていけるか考えていく姿。

弱くても、不器用でもまっすぐ進む綺麗な姿。

 

そこに魅力があると思っていて、その光景はずっと変わらないなと「Absolute Blue」で感じて。やっぱりそこを追い続けていく姿が好きなのかなーって。

そしてもう1つ変わらないのが雨宮天さんの瞳に映る僕たちの光景なのかなと思った。

 

Lilasにあった「おかえりなさいという場所が ここにはあるでしょ?」で雨宮天さんが下向きにその場所を差した光景。それは、2年前から変わることのない声と声のキャッチボールの場所。

雨宮天さんが自分の夢や理想や伝えたい声を伝えてきた始まりの場所で、そこで変わることのない雨宮天さんをずっと好きでい続けている僕たちの声と、そして笑顔なのかなと。

それは変わらない雨宮天さんが常に変わり続けていくために青を追い求めている姿を、僕たちが変わることない声援で追い続けていくこと。それが雨宮天のライブの強みであり、魅力であると感じざるを得ない。

 

またいつかここで一緒に歌おうそれは僕たちと雨宮天さんとの約束の言葉となり、次のライブに足を運びたくなるのだろうと思えてしまう。でもそれは常に同じとは限らない。

雲を超えた天は変わることがないのかもしれないけれども、空色は常に色んな表情を見せてくれている。

 

Various SKYという1つの青のために色んな天を見せてくれた雨宮天さん。今は僕たちとライブを楽しむ姿も見えている。それは変わっていく青の中で見つけた、変わらないソライロの景色たち。

一方通行の景色もあって、双方向の景色もあって。そうやって僕たちは変わることがない雨宮天さんへの「好き」「ありがとう」の気持ちと、ただいまとおかえりのようなライブの空間とを共有していきながら、雨宮天さんにとっての理想に向かって演じていく青を僕たちもその背中を追いながら探していくのかなって。

どんどん色が濃くなっていくライブTシャツと一緒に、僕たちと雨宮天さんだけの「The Only Blue」を探す旅。その色はどんな青なんだろうか?変わっていく青を楽しみにしていきたい。

次、僕が参加する中野公演で雨宮天さんと僕たちが作る青の景色を僕は楽しみに待っているのかなーと思う。

そんな2年前と変わらないソライロの景色と、それでも変わることをやめられない雨宮天さんの理想が見えた素晴らしい公演でした。

 

 

そして僕はやっぱり同時に考えてしまった。僕の大好きなあの人がライブのステージに立った時に僕は何ができるのだろうって、僕たちの好きをどう表現してあげたらいいのかなって。

弱い人には、弱い人を救い出せる歌は歌えるけど。弱い事を隠したくて、強く痛い繊細な人はどうやったら助けてあげられるのかなって。そんなことも考えさせられたライブでした。

またその答えも探していこうと思います。これは独り言です(笑)

 

 

ではまた会いましょう。最後に宣伝となりますが、8/12コミックマーケット94aoiaki様のサークルより出る「こえ部 vol12」に麻倉ももさんの記事を寄稿させていただいています。

TrySailの巻頭特集他素晴らしい記事で彩られた一冊となっていると思います。僕自身手に取るのを心待ちにしているのですが、是非ともコミケによられた際には手に取ってください。

 

                                                                                                                                                            青P