前から私は、気持ちがモヤモヤするとき、
近所のお稲荷さんにふらっとお参りに行くんです。
なんとなく、心が軽くなるというか、スッとする感じがして。
ある日、娘が高校2年から3年になるタイミングで、
クラス替えのことを気にして不安そうにしてたので、
「一緒にお参り行こうか?」って声かけて、ふたりで出かけました。
拝殿の前で手を合わせてたら、
娘が「今、誰かに頭をポンってされた気がする」って言うんです。
後ろには誰もいてなかったのに、不思議やなって。
でもそれをきっかけに、娘は急に明るい顔になって、
「なんかもう、大丈夫な気ぃする」って。
それまで不安やった気持ちが、
アホらしくなるぐらい晴れたらしくて。
そのままスッと切り替えて、笑って学校行けるようになりました。
きっと神さまが、そっと「大丈夫やで」って背中を押してくれたんやろなって思います。
それからというもの、
「神社に行くと気持ちが晴れる」って話をお客さんにしてたら、
お参りに興味を持ってくれる人が増えてきて。
「最近、私も行ってみたよ〜」とか
「御朱印もらってきた!」とか
そんな話がサロンでもちらほら出るようになりました。
自分が感じた“ちょっとええこと”が、
誰かに伝わって広がっていく。
なんかそれが、ものすごくうれしいんです。
そんなふうに、
日々の中にあるちょっとした出来事の中に、
見えへんけど、ちゃんとある“ご加護”みたいなもの。
これからも忘れずに、大事にしていきたいなと思います。