10年ぶりにこの地にやってきました。

かつては子どもの野球の練習で利用していた場所です。

懐かしい。

以前は荷物で両手がふさがり、

常に子どもたちに注意を注いでいたので、

手ぶらで(自分の荷物だけで)

こうしていると

風が直接私に当たってスースーする感じ。

 

 

 

今日は何をしに来たかというと、

ひきこもりの人たちの課外活動です。

自分の足で相談に来れる人たちの中でも

グループ活動をしてみたいという人たちの集まりです。

 

 

 

今日はキャッチボール。

「あなた、何者?」と思うくらい

球児さながらの人もいれば

フライ球を投げている人もいます(笑)。

球を取り損ねて、落ちた球を見失って

くるくる回っちゃったりして。

みんなそれぞれ。

 

 

 

でも、誰も文句を言いません。

嫌な顔もしません。

逆にもっと早い球を投げたそうな人がいれば

上手な人とのペアを代わってあげたり、

球拾いに遠くまで駆けていく人を

のんびり待っています。

のんびりに優しさを感じます。

 

 

 

「こんなもんだよ、大人になれば」

と、不登校の子どもたちに言ってあげたい。

 

 

 

大人になってもいろいろあるけどね。

 

 

 

人が怖くて外に出られない人もいる。

みんなのペースが速すぎて追いつけないから出られない人もいる。

人が守っているルールに納得できない人もいる。

外が汚いとかばい菌が怖くて出られない人もいる。

人と同じようにできる気がしないと諦めちゃってる人もいる。

何もしなくていいならこのままがいいという人もいる。

 

 

 

ひきこもっている理由は人それぞれ。

でも、最初はみんな、

「球はちゃんとキャッチしないといけない」

「落としたら叱られる」

「人を待たせてはいけない」

「上手じゃないと恥ずかしい」

こんな経験があったのではないかな。

そういう時、だれか一人でも

笑い飛ばしてくれるひとがいたらよかったのに。

 

 

 

今日、キャッチボールに集まった人たちは

きっと新しいステップを踏んでいける。

そう思いました。

 

 

 

 

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