いきなり正社員とか思わない。できることからでいいので働きたい。

まだまだ外出に自信が持てないので、

在宅の仕事があればいいのだけれど・・・

と考えている人は多いと思います。

 

 

テレワークは増えたけれど、

在宅の仕事は増えたのかな??

結局、求人の数ではなくて、

自分に心の準備があるかどうか、

それが問題ですよね。

そこに仕事があったとしても、

それに飛びつけるのか、すぐにスタートできるのか?

 

 

できればあれこれ考えずに飛び込んでしまうといいと思います。

そこが難しいのですけれど。

 

 

さて、気負わずとも在宅の仕事と出会ったケース、

今日は第2話です。

 

 

B子さんは、視線恐怖やフラッシュバックがあり、

外出中にパニックを起こしてしまうので、

ひきこもりの生活をしていました。

苦手なのは男性とその声。

お母さんと一緒ならば、買い物とかゲーセンとかには行けます。

それでも、特定の条件を満たしてしまうとパニックを起こしてしまいます。

趣味はいくつもあるのですが、

それでも自分に自信が持てずにいました。

でも、安全な家の中では自由に過ごせました。

もともと人当たりの良い、やさしい声の持ち主です。

大好きなピアノを見てくれる調律師さんや、

家のメンテナンスの業者さん、

お母さんの鍼の先生など、

小さいながらもコミュニティーを持てる人でした。

 

 

そんなある日、お母さんが業者さんとのおしゃべりの中で、

「娘が外出できないから仕事に就けなくて焦っている」

という話をしました。

すると、業者さんは、

「なんだ。そういうことだったら、うちの事務仕事手伝ってくれる?」

ということになったのです。

 

 

具体的には封書の郵便物を作る軽作業なのですが、

箱ごと業者さんが運んでくれるので、

B子さんは本当に全く家を出ずに仕事ができたのです。

 

 

「それはB子さんの運がよかったからだろう」

そう思うかもしれません。でも、

「なんだ、そういうことだったら」と業者さんに言わせるには

理由があるのです。

 

 

家の中でも会話があること。

家の中とつながっている他人とコミュニティーを作れること。

これが備わっていたからこそ、

運がやってきたのだと思います。

 

 

B子さんとお母さんの技ありです。

 

 

「家の中は社会の入り口」

という言葉があるように、

家は社会の象徴でもあるのです。

家の中でどのようなコミュニケーションがあるのか、

家の中の風通しは良いのか悪いのか、

(電話や訪問があるのか、世間に対して隠し事があるかないか)

こういうところから見直してみるのも

社会参加の第一歩となります。

 

 

 

 

ポチっと応援お願いします

↓ ↓      ↓ ↓   

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村 

 

 

 

 

 

#精神障害 #発達障害 #ADHD #LD #ASD #不安障害 #双極性障害 #適応障害 #就職活動 #障害者手帳 #就労支援 #就労移行支援 #障害者